皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
「これはエイブリーエンゼルフィッシュ?尻尾あたりはナメラヤッコの様な、でも顔はハギの様でもあるし…」
ナメラヤッコとエイブリーエンゼルフィッシュは生息域が同じである為、ハイブリッド個体が存在するものなんです。
しか~し❗
今回入手した海水魚はそのハイブリッドヤッコではなく「ハギ」だったのでした。
その名も【インディアンミミックサージョンフィッシュ】
なんとこのインディアンミミックサージョンフィッシュは、ナメラヤッコやエイブリーと生息域が同じである為、擬態しているとの事でした。
オレンジ色の縦模様はまさにエイブリーと同じ特色でしたからね。
【エイブリーエンゼルフィッシュ】
【インディアンミミックサージョンフィッシュ】
今回はニジハギが入っている水槽にインディアンミミックサージョンフィッシュを投入してみる事にしてみた記事となります。
インディアンミミックサージョンフィッシュの飼育の仕方、及び投入までの流れについて
①学名は?
Acanthurus tristis
②餌付けは難しい?
簡単です🤗これまでいろいろなハギを飼育してきましたが、すぐに粒餌を食べてくれます。餌付けが簡単と言うことは即ち、インディアンミミックサージョンフィッシュの飼育は簡単とも言えます。
ハギは植物性の為、メガバイトグリーンや海藻70あたりがお勧めですよ。
③混泳は難しい?
他種との混泳は問題なく大丈夫です🤗基本的に温厚な性格ですから、自分から他種に攻撃を仕掛ける事はありません。
しかし、同種同族とは激しく争いますので注意が必要です。実際ニジハギがいる水槽に投入してみたところ…のちほど解説致します。
④何度飼育?
22℃~25℃飼育です🤗水槽用クーラー、ヒーターで温度管理する必要があります。
実際、夏場で水槽用クーラーの電源を付け忘れて放置した為、水槽の水温を30℃越えにしてしまったせいで、ゴマハギとパウダーブルータンは★になってしまいましたから。
⑤サンゴ水槽でも大丈夫?
大丈夫です🤗インディアンミミックサージョンフィッシュは、サンゴを突いたり食べたりしませんから安心してサンゴ水槽に入れる事が出来ます。
⑥どれくらい大きくなるの?
約20センチです🤗しかしそれは自然界の中での話で、閉鎖的な水槽内においてはそこまで大きくなる事は中々ないですね。
それでも15センチ程にはなりますから、せめて60センチ以上の水槽飼育がお勧めです。
⑦病気にはなりやすい?
注意は必要です。飼育はしやすいのですが、やはりハギ系は白点病になりやすい海水魚ですからね。
ストレスや急激な水質や水温変化を与えてしまうと、体に白点虫が付いてしまいます。
白点病は正しく対処さえすれば別に怖い病気ではありません(人間で言うとこの風邪みたいなものですから)
ただ初期の段階で対処しないで放置していると★になったり、全ての海水魚も白点病にさせてしまう恐れもありますから、治療薬は常に常備しておかれた方が安心です。
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⑧水槽投入までの流れ
水温合わせ
この日の福岡市の気温は29℃。袋のまま水槽に浮かべて30分程の水温合わせを行っています。
水質合わせ
基本ドリ丸家の水槽は全てがサンゴ水槽の為、塩分濃度は34ppt(比重で言えば1.025)で調整しています。
海水魚にとっては少々濃い塩分濃度です(ちなみに袋の中の比重は1.020でした)
その為、点滴法で時間をかけて水質合わせを行います(今回は2時間)また、水質合わせの際、必ずエアレーションは入れてあげて下さいね。
そして夏場の水質合わせの際、部屋のクーラーは22℃程にしてバケツの中の水温が上がらないように気を付けています。せっかく水温合わせをしたのに2時間水質合わせしている間、バケツの中の水温が上がるのを防ぐ為です(冬場であれば小型ヒーターを入れておけば大丈夫です)
隔離ケースに投入
水温合わせ水質合わせが完了し、いきなり水槽ドボンは御法度です❌
最初の1匹目であればそれも良いですが、この水槽内には数々の先輩魚がいますし、何よりも同族のニジハギ様がいる訳ですから、いきなりドボンしたらボロボロにされてしまいますよ。
まずは隔離ケースに収容し、他の海水魚達がどの様な反応を示すのか、また新しい海水魚にも慣れさせたり、餌付けをここで完了させていく為です。
餌付け
先程もお伝えしましたが、インディアンミミックサージョンフィッシュの餌付けは簡単です。実際初日から粒餌を食べてくれました。
隔離ケースから水槽投入
粒餌を初日から食べてくれましたから、次の日には水槽投入しても良かったのですが、今回は3日間隔離ケースで待機してもらいました。
それはなぜかって?
ニジハギの警戒心がやはり凄かったからです😅他のお魚さん達は隔離ケースの横をいつもと同じようにゆっくりと泳いでいたのですが、ニジハギだけは違うんです。ビュンビュンと凄い勢いで隔離ケースに向かってきていました。
明らかに臨戦態勢に入っている姿です🥶
そして3日後の夜中に隔離ケースから水槽に投入しました。混泳が難しいとされる海水魚を水槽に入れる際は必ず寝静まっている夜中にする事をお勧めします。
日中にしてしまいますと、ロックオンされ怒涛のごとく攻撃を喰らいまくりますからね。
水槽投入してからの様子
それでも初日のニジハギの攻撃は凄まじかったですよ😫尻尾のトゲをむき出しにして、インディアンミミックサージョンフィッシュを突きまくるは、体当たりはするは噛みつくはで、とにかく逃げ回っていましたから。
もしも新人海水魚が水槽上部の四隅にずっといる場合、これはSOSのサインです❗
「もう無理。ここから早く出して❗助けて‼️」と言っている様なものですからね。
その場合あなたならどうしますか?
新人を助けだしもう一度隔離ケースに収容しますか?ドリ丸は違います。いじめている先輩魚を捕まえ隔離ケースに1週間程収容します。そして収容後、多少レイアウトを変更します。
1週間で新人にはこの環境に慣れてもらい、そして先輩魚を戻した際、レイアウトが変わっている為新しい水槽に来たと錯覚させる為です。
これまで混泳が難しいとされる海水魚達もこの方法でうまく混泳させてきましたから、効果は保証しますよ。
ただですねぇ、今回はそこまでする必要はありませんでした。水槽投入直後は猛烈な攻撃から逃げていたインディアンミミックサージョンフィッシュが、時間の経過とともにやり返す様になったからです👍
数時間後には、一方的にいじめられている姿ではなく、バトルしている姿に変わりましたから。
そして次の日にはそのバトルさえもなくなっていました。今回はたまたま先輩よりも新人が強かったという事だったのです。
まとめ
海水魚の混泳は一歩間違えると死に直結します😭入れ方の順番、相性、体の大きさ、また相性が悪い場合での混泳のさせかた。様々な事を駆使して、水槽に多くの海水魚を泳がせる事となります。
ただ、スズメダイ系の混泳はハギ系よりも何倍も難しいので注意された方が良いかと思いますよ😅
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