金魚がひっくり返った❗転覆病の治療で効果のある方法はこれだけ❗

金魚

皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉

まずはこの画像をご覧下さい。

「金魚が死んでる‥」

いえいえ死んではいません😥転覆病になってしまったら金魚はこの様にひっくり返ってしまうんです。

これまで何匹転覆病治療をしてきたことか‥😥経験不足で⭐にした金魚もいます。ネットの情報をいろいろと試してきたり、ショップの方からの教えもやってきましたが、転覆病治療の唯一の改善は経験からして【エサ】です。

今回は転覆病になった金魚をエサで回復していくまでの行程をご紹介していきたいと思います。ちなみに、このやり方にしてから一匹も金魚を転覆病で⭐にしていません🤗

転覆病治療にかかる日数は10日~14日はかかると思っておいて下さいね。

転覆病とは?

10年以上金魚飼育してきて何度転覆病治療をしてきたことか。特にドリ丸は、丸っこい金魚が好きな為、転覆病に遭遇してきた回数は多い方です。

①転覆病になる理由

和金と呼ばれる細長いタイプの金魚は転覆病になりにくいとされています。しかしながら、琉金などのように品種改良された丸っこい金魚は、この様に転覆病になりやすい個体です。

金魚に限らず、お魚さんは体内に浮き袋を持っており、ここが異常をきたすと上手く泳げなくなり、最終的には先程の写真のようにひっくり返ってしまうんです😫

転覆病は浮いてしまうだけの転覆病と、沈みっぱなしの転覆病もあります。沈みっぱなしも浮き袋に異常があるからこそです。

転覆病になる理由?🤔これは数々の理由があります。生まれつき転覆病を煩っている金魚もいます。これは治せません。

しかし、今まで元気だった金魚がある日突然転覆病に❗💥なんてことはあります。

腸内環境の悪化が大きな原因です。

②転覆病の兆候

1度でも転覆病になった金魚は、治療してもまたなる可能性があるものです。なので日々の観察は非常に重要です。

転覆病は軽度の時に治療してあげれば回復しますが、重症化すると治療は困難で、しだいに弱り確実に死んでしまいますから😫

【転覆病の兆候】

・泳ぎ方がいつもと違う

・体が斜めになっている

・フンをしない、もしくは白い細長いフンをする

・水槽の上部、または底でじっとしている

この4つのうち2つでも当てはまるのであれば、数日後転覆病になっている可能性は高いです(ドリ丸家の金魚が転覆病前は全てこの兆候がありましたから)

転覆病治療の流れ

①別容器に塩分濃度5%の塩水を作る

バケツやプラケース何でも良いのですが、10リットルは入る容器を準備して下さい。カルキ抜きした10リットルの水に対して50グラムの塩を入れ、よくかき混ぜ塩を溶かして下さい(塩分濃度5%)これを2つ作ります。一つは塩水浴用に使い、もう一つは水質合わせ用に使います。ちなみに味塩とか使ったらダメですよ😅ドリ丸はいつも「伯方の塩」を使用しています。

②水質合わせをする

いきなり水槽から取り出し塩水にドボンさせたらダメですからね❗💥全く違う水質に入れるわけですから、点滴法で水質合わせをしていきます。

【点滴法から塩水浴までの準備】

①プラケースを準備して、そこに飼育水と金魚を入れる。

②そのプラケースに、先程作った5%の塩水を点滴法で約1時間かけて水合わせをしていく。プラケースが1杯になったら水をすくいだし、また溜まったらすくいだす事を繰り返します。

③水合わせが完了したら、先程作ったもう一つの5%の塩水の容器に金魚だけをすくいだしドボンする。

④容器にはエアレーションと冬場であればヒーターを設置して、ヒーター温度を24℃~26℃に設定しておく。

⑤これから塩水浴治療の開始です。

③1週間の塩水浴治療

①1日目

転覆病初期段階である金魚であれば、塩水に入れたら転覆をしなくなります。これは話せば長くなるので、また別の機会でご紹介しますが、塩水浴は金魚にとって浸透圧の関係上、楽になれる環境なんです🤗

「あれ⁉️ひっくり返っていた金魚が普通に泳いでる。1日塩水浴したら元に戻すかな😄」

ちょっと待ったぁ❗💥

それでは戻した途端またひっくり返りますよ😭

②2日目

塩水浴している容器から5リットル抜き、新しく塩分濃度5%の塩水を5リットル入れて水替えをして下さい。

そうそう塩水浴1週間はエサは全く与えません

塩水浴の中をのぞき込むとフンはしていませんか?そのフンの色は何色ですか?

元気な金魚のフンは茶色ですが、腸内環境に異変をきたして転覆病になっている金魚のフンは白く糸みたいに細長いフンを出しています😥

このフンを水替えをしながらきちんと取り出して下さい。フンが残ったままですと、バクテリアも存在しない塩水浴のプラケースの中でアンモニア中毒を起こす恐れがあります。

③3日目

塩水浴の水を3リットル抜き、新しく5%の塩水を3リットル入れて水替えをしていきます。

恐らく、3日目もまた白い糸状のフンが出ているでしょうから、しっかりと取り除いてあげて下さい。

④4日目

塩水浴の水を1リットル抜き、新しい5%の塩水を1リットル入れ水替えをしていきます。

まだ、糸状のフンが出ていませんか?エサを与えてないのにしばらくは白いフンが出ます😥このフンが完全に出尽くすまでエサは一切与えません。

「エサを与えなくて死んだりしないの?🤔」

大丈夫です❗2週間位エサを与えなくても金魚は死にませんから。

⑤5日目

昨日同様1リットル水を抜き、1リットル新しい塩水を入れて水替えをして下さい。

⑥6日目

ドリ丸のこれまでの経験上、塩水浴を開始してこの位当たりから白いフンを見かけなくなります👌腸の中の排泄物が全て出尽くしたら、白いフンは当然出なくなりますから。

白いフンを出さなくなったら、徐々に塩分濃度を下げていきます。6日目は1リットルの水を抜き、カルキ抜きした普通の水(塩は入れません)を1リットル入れて下さい。

⑦7日目

3リットルの水を抜き、カルキ抜きした普通の水を3リットル入れて水替えをしていきます。

この日からこちらのエサをほんの少しだけ与えていきます。1週間絶食させている体ですから、一瞬で食べる程度の本当に少量を初日は与えて下さい✨

これまでいろいろなエサを試してきましたが、こちらの【観賞魚用クロレラ】のエサが、転覆病治療に1番効果があるものでしたよ🤗

【観賞魚用クロレラ】

一粒約1cm程の大きさです。

そのまま与えるのではなく、少々潰して与えます。

初日は1粒を潰して与えますが、水が緑色になってしまいます。

⑧8日目

5リットルの水を捨て、カルキ抜きした普通の水を5リットル入れ水替えをしていきます。餌やり開始2日目からは2粒与えていきます。

⑨9日目

昨日同様、5リットルの水を捨て、カルキ抜きした普通の水を5リットル入れ水替えをしていきます。この時点で塩分濃度は低い真水になっているかと思います。この日も昨日と同じ位エサを与えて下さい。

さぁ❗プラケースの中に緑色のフンはしていませんか?(クロレラが緑色ですから、フンも緑色になります)腸内環境に異常をきたしている白いフンを出さなくなり、泳ぎ方も正常に戻れば転覆病治療は完成です❗🎉✨🎉

腸内環境が元に戻った証ですからね🤗

その緑色のフンが確認できるまで、⑨の行程を毎日繰り返していきます。だいたい2、3日餌やりをしていたら、そのようなフンと出会えると思いますよ👍

④元の水槽に戻します

この時も点滴法で約1時間かけて水合わせをしてから、元の水槽に戻してあげて下さいね。

まとめ

ドリ丸は転覆病になったら「エサ」を見直すようにしています。どんなに高いエサでも腸内環境を悪くしてしまい、急に転覆病になってしまう金魚を何匹も見てきましたからね。

今回ご紹介したエサを定期的に与える事で、転覆病にはなりにくい金魚になっていかれる可能性は高まりますよ🤗

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