皆さんおはようございます🎃ドリ丸です✨
今まで手を出さなかったサンゴ、見て見ぬふりをしてきたサンゴ、どうせムリだろうと諦めていたサンゴ‥‥
その名は【ミドリイシ】そうです🧨サンゴ界のキングであり、最も飼育が難しいとされる、ミドリイシを初めて購入してみました。フラグですけどね‥‥
水質、水温、水流、照明、栄養、全てを最高の状態にしておかなければ、すぐに白化してダメになってしまうミドリイシです。
ドリ丸水槽は、ソフトコーラル、Lpsサンゴ、Spsサンゴとしては、コモンサンゴが4個体入っている、ミックスサンゴ水槽となっています。
しかも、お魚さんも過密となっている為、ミドリイシはずっと諦めていたんです😂
ショップの方にドリ丸水槽の水質検査をして頂いたところ、「今の状態がキープ出来ればミドリイシも大丈夫かもしれませんよ」との事🤣
さすがにフル個体を購入する勇気がなかったので、フラグに接着された枝打ちのミドリイシを購入してみることにしました。
今回はミドリイシが、なぜ超難しいとされるサンゴなのかをご紹介していきたいと思います。
ミドリイシについて
そもそも、なぜサンゴ飼育されている方は、このミドリイシ飼育へ向かうのでしょうか?飼育難易度は高い、値段も高い、設備投資も格段に高い‥‥
なぜでしょう❓
空手をしている方であれば茶帯ではなく黒帯を目指してますよね。また、登山が趣味の方であれば、いつかは日本一の富士山に登ってみたいと思いますよね。
ミドリイシ飼育ってそういうもんだと思っています。サンゴ飼育を趣味として持った人の最終目標が、ミドリイシ水槽なんだと思います。だから、ミドリイシ水槽を長期飼育されている方は、ドリ丸からすれば神的な存在ですよ✨
そんなサンゴ界のキングことミドリイシは、Spsサンゴの分類に値します。ミドリイシと一言で言っても、浅場ミドリイシと深場ミドリイシの2種類があります。
浅場ミドリイシ
形や色が様々で、パステルカラーに色揚げされているミドリイシです。太陽直下の飼育環境で育っている為、水槽内で色揚げするには、かなり強い照明が必要となります。色上がりの仕方がそれぞれですから、こちらの方が水槽を彩るため人気です💘
深場ミドリイシ
ブランチタイプで色は浅場ミドリイシと比べて地味です。照明はそこまでの強さが必要ないため、照明の設備費はかからないミドリイシです。しかしながら、他の水質などの項目は、浅場にしても、深場ミドリイシにしても、同等レベルを求められます。
①ミドリイシが求める水質は?
これがミドリイシを飼育する上で最重要ポイントと言っても過言ではありません。水質悪化にはもちろん弱いですが、水質の変化にも弱いのがミドリイシです。毎日同じ水質を維持するためには、日々消費されていく栄養を添加剤等で補っていく必要があります。
求められる水質は下記の通りです。ミドリイシを購入される前には必ず、ご自分の水槽の水質を計測し、ミドリイシを入れても大丈夫かを確認する必要があります。
硝酸塩 0~0.1ppm
リン酸塩 0~0.05ppm
ケイ酸塩 0~0.05ppm
カルシウム 420~450ppm
マグネシウム 1200~1300ppm
KH 7以上
ストロンチウム 7~10ppm
カリウム 300~400ppm
これが出来ていて、ようやくミドリイシ飼育のスタートラインに立ってる状態ですから、いかにミドリイシ飼育が難しいかは分かって頂けると思います。しかもこの数値をキープしないといけないのは至難の業ですよね😣
その為毎日の数値を見て、添加剤が必須となります。カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、カリウム等のお勧めはこちらの添加剤です。
・グローテック添加剤
・レッドシー添加剤
・べっぴん珊瑚
カルシウムに関しては、ミドリイシはかなり消費していきますから、たくさんのミドリイシを入れるのであれば、添加剤だけでは追いつきませんので、カルシウムリアクターが必須アイテムとなりますね。
また、毎日の添加が仕事等で難しい、でもミドリイシ水槽は維持したいと言われる方は、自動的に添加剤を入れてくれる、ドージングポンプを設置されている方も多いようですね。
硝酸塩、リン酸塩コントロールには、こちらのno3po4-xを毎日添加していく必要があります。しかしながら、ドリ丸水槽でもそうなんですが、no3po4-xは、硝酸塩コントロールには、絶大なる信頼があるのですが、リン酸塩がですね‥
もしもリン酸塩数値に困ってるのであれば、ローワフォスという吸着剤はかなり良かったですよ。
ケイ酸塩に関しては、水道水で人工海水を作っている方は、水替えの度にケイ酸塩が水槽に蓄積してしまいます。ミドリイシ水槽をされるのであれば、RO浄水器も必須アイテムとなります。
これだけ毎日の添加剤の補給、設備を投入していたら、水替えの必要はないのでは❓と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり週に1度三分の一の水替えは必要です。
微量元素の補給には水替えの右にでるものはいませんから。ミドリイシ水槽の場合は、カルシウム、マグネシウムが高めに配合されてあるコーラルプロソルトがお勧めです。
②ミドリイシ飼育の為の照明は?
浅場ミドリイシでしたら、超強力な照明が必要となります。なんたって太陽光を直で浴びながら成長していく珊瑚ですからね。以前は、ミドリイシはメタハラでなければ育てられないと言われていましたが、今では高性能なledライトで育てられるかたも多いようです。
ちなみに‥
複雑な形をしたミドリイシは、きちんと照明が当たってないと、陰になってる部分から白化していきます。ミドリイシ水槽でたくさんの照明が設置されているのは、光が当たってない場所をなくすためのものです。
③ミドリイシに求められる水温は?
25℃の水温を一年中変わらず求められますので、水槽クーラー、ヒーターは、必須アイテムです。
④混泳できない魚は?
チョウチョウウオや、ヤッコ類にとって、ミドリイシのポリプはエサでしかない為、混泳は不可です。
また、ミドリイシは動かされることにストレスを感じますので、ヤドカリやカニが入っている水槽ならば特に、ライブロックに専用の接着剤で固定させる必要があります。
⑤ミドリイシに求められる水流は?
強くて複雑な水流が必要です。「これは強すぎるかな?」と思う位がミドリイシ水槽にはちょうど良いので、水面や、水槽のガラス面に強い水流を当ててあげてください。しかしながら、ミドリイシに直で水流を当てるのはNGです。一方向からだけ当たっていると、そこから弱くなって白化してしまいますから。
まとめ
いかがでしたでしょうか?どれだけ大変か❗アクアリウム界の富士山、いやエベレストかもしれませんね🤗しかし、ミドリイシを完璧に育てられる水槽に仕上げていくって、何だかロマンを感じてしまうのはドリ丸だけでしょうか💝
冒頭でお伝えしました通り、ドリ丸水槽に入ったのは、あくまでもフラグミドリイシです。水合わせをして、シーケムリーフディップで薬浴して、投入したのがこちらのミドリイシです。
水合わせ写真
シーケムリーフディプで薬浴写真
サンゴ投入写真
小さな小さなミドリイシですが、まずはこのミドリイシがドリ丸水槽の今の設備でどの様に変化していくかを見守っていきたいと思います🎉
【買ってよかったアクアリウム機材の一つがこちら】