皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
お部屋のインテリアとしても絵になるサンゴ水槽。海の1部を切り取ってきたかのような水槽が部屋に置かれてるなんて素敵ですよね🤗
その為、多くのアクアリストは独自の感性からこだわりのレイアウトを作り上げていくものです。
あなたの水槽の底面にはどの様なサンゴをレイアウトしていますか?
スターポリプやマメスナは底面にレイアウトする代表的なサンゴですが、今回こちらのLPSサンゴ水槽に「ブレインコーラル」をお迎えする事に致しました。
ブレインコーラルの特徴、及び飼育の仕方について
初見の方であれば、こちらのブレインコーラルをオオバナサンゴやハナガタサンゴと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ほぼオオバナサンゴと言っても過言ではないのでしょうが、ブレインコーラルとは【brain=脳 coral=サンゴ】いわゆる「脳ミソの様なドーム状で底が平らなサンゴ」なんです。
市場関係者の話によると、うねりのないものはオオバナサンゴ、うねりのあるものはブレインコーラルと呼ばれているとの事。
つまり飼育の仕方はオオバナサンゴとほぼ同じです。
①学名は?
brain coral
②飼育は難しい?
ブレインコーラルはLpsサンゴの中でも飼育は簡単な部類です🤗間違った飼育方法さえしなければ、初心者でも長期飼育しやすいサンゴと言えます。
③水流の強さはどれくらい?
弱い水流を好みます🤗しかしながら水流が全くないような止水域にレイアウトしてしまうと、ゴミが溜まり弱ってしまいます。
水流の激しい所にレイアウトしてしまいますと、ポリプを広げなかったり、強い水流が当たってる箇所から白化したりしますから、レイアウトする場所の水流はチェックしてあげて下さい。
水流の観点から見てもブレインコーラルは水槽下部が最適と言えます。
④水温は何度飼育?
22℃~27℃と水温の許容範囲は広い方ですね🤗
ただ、状態よく長期飼育していくためには極力水温変化を起こさない事が重要な為、水槽用クーラー、ヒーターにて一年を通して安定した水温管理が必須となります。
⑤光の強さはどれくらい?
強い光は好みません。ロイヤルブルーの光が最もブレインコーラルを美しく輝かせてくれますよ🤗
現在こちらのLpsサンゴ水槽はオプティマスリーフナノとオプティマスリーフナノ2を使用していますが、ブルーをマックスの10で、ホワイトを最小の1での設定で使用しています。
光の強さを見ても、一番光が弱くなる水槽底面はブレインコーラルにとって最適なレイアウト場所と言えます。
ただ砂底に直接置いてしまうと菌などで弱る可能性がありますので、フラグやマメライブロックに接着させて置く事をお勧めします。
⑥栄養塩はどれくらいで飼育?
ブレインコーラルは少々高めの硝酸塩があった方がポリプがよく膨らんでいます。だいたい10~20ppm位の時が状態は良いですね。
ただし❗リン酸塩値が0、また逆に高くなってしまうとポリプの膨らみが悪くなります。0.02~0.06のリン酸塩値をキープする必要があります。
硝酸塩はあまり気にしなくても良いですが、リン酸塩値は週に1度は検査していかれる事をお勧めします。
⑦主要元素はどれくらいの数値?
一般的に「カルシウムは420前後なければならない、KHは8前後なければならない、マグネシウムは1300前後なければならない」なんて言葉を耳にしませんか?🤔
これって正しくもあり謝りでもあるんですよね。
一番重要な事は数値の安定なんです。
例えばカルシウム値が380しかない事が検査薬でわかった為、カルシウム添加剤を一気に入れて420の数値に戻したら…
水槽のサンゴは状態悪くなってしまいますよ😥
カルシウム値380で水槽内のサンゴが状態が良いなら、その数値をキープしてあげる事が重要です(KH値もマグネシウム値も同様)
とにかく一番最悪な事は水質を急変させてしまう事ですから、日々の添加剤の量を決めての添加、もしくはドーシングポンプを取り付け自動添加出来れば、主要元素は安定した数値をキープ出来ます。
ちなみにこのブレインコーラルの入っているLpsサンゴ水槽の主要元素値は下記の数値をキープさせています。
・カルシウム値…400
・KH値…8
・マグネシウム値…1250
⑧サンゴフードは与える?
与えます🤗ブレインコーラルは週に1度サンゴフードを与えてあげた方がポリプの張り感が全然違いますからね。
与えているのはリーフエナジーAB+にバイタリスを混ぜスポイトにてポリプの上に吹きかけ与えています。
ただしここで要注意❗
バイタリスの様な粒の大きなサンゴフードは海水魚にとってみれば粒餌に見えてしまうんですよね。
ブレインコーラルに餌を与えた途端、海水魚達が一斉に食べにきますから、何でも良いのでブレインコーラルに蓋をしてあげた方が良いですよ。

⑨魚水槽に入れても大丈夫?
チョウチョウウオやヤッコ類の入った水槽にブレインコーラルを入れてしまうと食べられてしまいますよ。
ポリプ食の海水魚にとって、プニブニ系サンゴ(オオバナ、カクオオトゲ、スコリミア)の共肉は餌でしかありませんからね。
⑩ブレインコーラルの状態が悪い時の対処法
まずはブレインコーラルの状態が良い時を写真で撮っておかれて下さい。
ブレインコーラルは比較的強いサンゴではあるのですが「何だかいつもと様子が違うなぁ🤔」と感じた時は、そのまま放置せず対処してあげる必要があります。
対処法としては薬浴です。
ブレインコーラルにも毒はありますが、非常に弱い毒の為、他のサンゴとの接触ですぐに白化してしまいます。その場合はリーフディップにて薬浴を行います。
またヒラムシ等の寄生虫、もしくは何かしらの菌の影響を受けてる場合もポリプの開きは悪くなる為、その際はコーラルRXプロで薬浴してあげて下さい。
仮にヒラムシが付いている場合、数分後ポロポロと剥がれていくので、スポイトで吹きかけながらしっかりとヒラムシを剥がしていきます。
薬浴後は、極力光の当たらない尚且つ水流の弱い場所にレイアウトししばらく様子を見ていきます。
復活したらまた元の場所にレイアウト、まだ元気のない様子でしたら約1週間は期間を空けて再度薬浴を行っていきます。
薬浴はサンゴにとってもストレスとなりますから毎日毎日薬浴してしまうと、かえって弱りますからご注意を。

ブレインコーラル購入からレイアウトまでの流れ
①水温合わせ

軽く10分程、袋のまま水槽に浮かばせておけば水温合わせは完了です。
②水質合わせ

個人的にブレインコーラルみたいなプクプク系のLpsサンゴは軽い水質合わせで大丈夫です。時間的には点滴法で30分位で完了です。
逆にユラユラ系のLpsサンゴ(ナガレナ等)は敏感サンゴの為、1時間位は水質合わせを行うようにしています。
③薬浴

ここ重要です❗
どんなサンゴであろうが、どれだけ信頼しているショップさんからの購入であろうが薬浴は必ず行うようにしてあげて下さい。
特にLpsサンゴはヒラムシが付いている場合があり、ヒラムシが1匹でも水槽内に入ってしまうと、他のLPS サンゴにも蔓延させる危険性がありますからね🥶
④水槽にレイアウト





まとめ
色鮮やかなブレインコーラル🤩オオバナサンゴがお好きな方でしたらきっと大好きなサンゴだと思います🤗
底にブレインコーラルをレイアウトするだけで、また一段と水槽が華やかになる事間違いなしのサンゴです🎉
【買って良かったアクアリウム商品の1つ】
