皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
サンゴ飼育、特にSPSサンゴを長期飼育していく場合、最も注意すべき項目の一つに「水質」があげられます。
魚をメインに飼育されている方であれば、アンモニアや亜硝酸の検査がメインとなられるでしょう。
しかしながらサンゴをメインとされている方は、硝酸塩、リン酸塩の検査は欠かす事が出来ない作業となりますよね🤗
一昔前であれば「ミドリイシ飼育の場合は必ず硝酸塩0、リン酸塩0でなければ長期飼育は無理❗」なんて言われていた時代もありましたが、最近は0よりも多少はあった方が良いとされる意見が多くなってきました。
ではその理想の比率はと言うと…
ズバリ❗100対1なのです👍
仮に硝酸塩が2ppmであれば、リン酸は0.02ppmということですね。
そこでです❗本題に入りますが、これまでドリ丸は検査薬は全てレッドシーの検査薬を使用していました。おそらく多くの方が使用されていると思いますが、こんな疑念を抱いた事はありませんか?例えばリン酸塩の場合「これは0.06…0.08…たぶん0.06かな🤔」
そうなんです。目視検査の為、数値が個人の判断で曖昧だったんですよね😅
その微妙なモヤモヤを解決してくれる商品が今回ご紹介します「ハンナ」の検査キットになります。
ハンナリン酸チェッカーの使用感、及び注意点について解説
ハンナチェッカーを開発しているハンナ社は、アメリカにある測定機器メーカーです。
ハンナマリンマスターという機械をご存知でしょうか?
アンモニア、亜硝酸、硝酸、ph、アルカリ度、カルシウム、マグネシウム、リン酸、これら全てを一台の機械で計測出来るという、アクアリストにとっては欲しくてたまらない機械なのですが…
試薬は別売で本体価格13万円❗😭
なかなか簡単には買えませんよね😥
そこで登場したのが「ハンナチェッカー」で、価格は約15.000円と驚きのコストパフォーマンスです😍自分が正確に知りたい一つの水質だけを計測出来る機材となっています。
目視検査ではなく信頼性の高いデジタル表示で水質を測定してくれるハンナチェッカーは、手のひらサイズで持ち運びも保管も楽。
ドリ丸はリン酸塩が気になっていましたから購入したのは緑色のリン酸チェッカーを購入しました。
①リン酸チェッカー「HI713」と「HI774」どっちを買ったら良い?
もしもあなたが水草飼育をされているのであればHI713の購入をお勧めします。測定範囲が0.00~2.50ppmと、わりと広い範囲を計測出来るリン酸チェッカーです。
しかしサンゴ飼育をされているのであればHI774のリン酸チェッカーを購入して下さい。こちらは超低濃度リン酸塩を計測する機材でして、計測範囲が0.00~0.90ppmとなります。
試薬は別売となっていますから購入する試薬も「HI713」なのか「HI774」なのかを確認してから購入して下さいね。
②操作は難しい?
ボタン一つの簡単操作ですから誰でも安心して使用できる設計となっています🤗「ボタンを押す」か「ボタンを長押し」のどちらかしかないので簡単です。
③箱の中身について
中に入っている物は下記の通りです。
・本体
・測定用ガラスセル2本
・セル用ギャップ2本
・単4乾電池
・日本語取扱説明書
④ハンナチェッカーの使い方について
1 本体に単4乾電池を入れる
ドライバーで本体下部の蓋を開け単4乾電池をセットします。
2 試験管の洗浄
検査したい水槽の飼育水で必ずすすぎ洗浄して下さい。水道水や精製水で洗浄してしまいますと誤差が生じてしまいます。
3 飼育水を試験管に注入
試験管に飼育水を10ml注入します。10mlのシリンジがあればそれで計って試験管に入れたら大丈夫です。
表面張力により下記の画像の様になりますが、中央部分が10mlにくるようにしてして下さい。
※それと注入前にシリンジも飼育水で洗浄してから使用しないと誤差が生じる可能性があります。
ここで要注意点が1つ❗
注入後試験管のキャップをした後は、必ず試験管を綺麗な布等でふきあげ、水滴や指紋も残らない様にする事です。また試験管内部に気泡がないかもチェックして下さい。
理由としては、このハンナチェッカーは試験管に入った飼育水に、特定の波長の光を通し、その透過率を測定することで正しい数値を出す為です。
仮に気泡や指紋が付着した状態で計測してしまいますと測定エラーを起こしてしまいますから要注意です。
4 試験管を本体に挿入
本体のボタンをポチっと一回押し、液晶画面に「C1」と表示されたら、試験管を本体に入れボタンをポチっと一回押します。この状態でキャリブレーションが行われます。
ここで要注意点が1つ❗
本体の蓋を開く際、90度以上ひろげてしまうと折れてしまいますから注意が必要ですよ😅
5 試験管に試薬を投入
しばらくすると、本体液晶画面に「C2」と表示されたら、本体の蓋を開けて試験管を取り出し、試薬を試験管に入れていきます。
キャップをし、試験管を2分程振り混ぜ合わせていきます。
ここで要注意点が2つ❗
1つ目が試験管に入れた試薬を完全に溶けきるまで振り続けた結果、本体電源が自動的に切れてしまう場合があります🥶(7分未使用の場合自動オフになります)仮に完全に溶けきらなくても計測に問題はありません。
2つ目がリン酸の試薬が手に付着させたりこぼしたりしてはならない事です。このリン酸試薬は【劇薬】指定されていて、人体には毒となっています🥶
その為ハンナ取扱店であっても、本体は販売されていても、試薬はハンナに注文し、直接ハンナから自宅に届けられる仕組みとなります。
くれぐれも小さなお子さんやペットを飼われている方は、自宅での保管は十分注意される様にして下さい。
6 試験管を再度挿入し測定
気泡や指紋が試験管に付いていない事を確認し、本体に試験管を挿入し【ボタンを長押し】すると測定が開始されます。3分間のカウントダウンが表示され、3分後にはあなたの水槽のリン酸塩値が計測されます。
ここで要注意点が1つ❗
ハンナチェッカーは計測後2分後には自動で電源が切れてしまいます。
何か他の事をしながら計測し、気づいたら電源オフになっていて数値が見れなかった…なんて事も🥶
そうなったら1からやり直しですから、ながら作業には要注意ということですね😅
気になるドリ丸水槽のリン酸塩値はというと・・・
「0.11ppmでしたぁ✨」
硝酸塩値が20ppmのLPSサンゴ水槽でしたからまぁまぁなのかな?😅サンゴの状態は快調なので良しとするか🤗
また、水槽内のリン酸塩値は日々変化していきますので、タイミング的には水替え前に行う事をお勧めします。
7 試薬の保管
湿気によりダメになってしまいますのでジップロックに乾燥剤を入れて保管する必要があります。
8 他のハンナチェッカーのご紹介
まとめ
アクア業界では「たまごっち」とも呼ばれているハンナチェッカー🤗信頼性の非常に高い物ですから、あなたが「この数値だけは正確に知りたい❗」と思う水質は、ハンナチェッカーでの検査をお勧めしますよ👌
これだけハッキリと数値が出るからこそ、サンゴに必要な添加剤の量を決めることが出来ます。
【買って良かったアクアリウム用品】