皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
海水魚飼育をメインにされている方であれば、そこまで過剰に意識しなくてもいいのが【硝酸塩】しかし❗サンゴ飼育をメインにされている方にとって【硝酸塩対策】は何が何でもやらなければならない事ですよね。
海水魚を飼育する際、【アンモニア➡亜硝酸塩➡硝酸塩】と続く窒素酸化物関係の問題があります。
お魚さんも動物なので、タンパク質の含まれているエサなしでは生きていけない🤔
しかし‥このタンパク質には窒素が含まれていて、分解されて窒素酸化物になってしまいます。
ドリ丸もこれまで様々な硝酸塩対策を実践してきました。正直「あんまり効果なかったなぁ😅」と思うものもありましたが、今回は多くのアクアリストの方々が日頃実践されている硝酸塩対策をまとめてみました。
効果が期待できる硝酸塩対策
①水替え
1番シンプルかつ、安全に確実に硝酸塩を下げるのは、やはり水替えですね🤗特にミドリイシなどのSPSサンゴであれば、硝酸塩値は0を維持しなければならないですし、主要元素、微量元素を水替えによって補給できる訳ですから、まさに一石二鳥です🎉
しかし、そうかと言って毎日毎日水替えしてしまうのは問題です。せっかくのバクテリアまでが放出されてしまいますからね。
1週間に1回、水量に対して20%~30%の水替えが基本と言われていますが‥
まずは水替え直前に、硝酸塩値を検査薬で測ってみて下さい。仮に20ppm検出されたとしましょう。
次に20%の水替え後に再度検査薬で測ってみて下さい。もし、それで10ppmの硝酸塩値が計測されたならば、水替えで10ppmの硝酸塩を取り除いた事になります。
次の週の水替え前にまた硝酸塩値を測ってみて、もしも20ppmが出たのであれば、あなたの今の水槽内の生体やサンゴは週に10ppm汚すという事が明らかになりました。
「5ppm位にしたいなぁ」と思うのであれば、今度は水量の30%を水替えし、また水替え後に計測してみて下さい。
水替え前と水替え後の硝酸塩値を計測しながら水替えをしていけば、一ヶ月後にはあなたが理想とする値に近づくと思いますよ🤗
しか~し❗
お魚さんは日に日に大きくなっていくものです。エサの量が増えれば、おのずと糞の量も増えていきます。そうなると水替えだけでは硝酸塩値を押さえられなくなってしまうんですよね😥
初代ドリ丸水槽がまさにそうなりましたから。だからこそ添加剤を上手く利用していく必要があるんですよね🤗
②添加剤を使用する
様々なメーカーから、硝酸塩除去の添加剤はいろいろと発売されています。
ドリ丸もいろいろ使ってはみましたが、1番ハッキリと効果が出たのは、NO3PO4-Xでしたね👍
しかし、この添加剤は規定量を守らなかったら最悪、お魚さんを⭐にしてしまいます。
水量、現在の硝酸塩値から添加する量を守りながら毎日添加していかれたら、これ程楽に硝酸塩を下げてくれる添加剤は他にはありませんよ✨
③嫌気性バクテリアの投入
ドリ丸水槽にもこれまで様々なバクテリアを投入してきましたが、硝酸塩値をみるみる下げてくれたバクテリア剤は「べっぴん土壌バクテリア」でしたね👌
水量に合わせて1日0,5ml~2mlの添加で効果が出るので、コストパフォーマンスにも優れたバクテリア剤です。
また、ショップの方からのアドバイスにより、NO3PO4-xと併用する事でさらに硝酸塩値を下げてくれましたよ🤗
④本みりんを入れる
これはですねぇ‥確かに硝酸塩値は下がりました。これで水槽内の硝酸塩値をコントロール出来れば、他の何よりもコストパフォーマンスは最高です。
しかし、明確なる規定量が分からない為、本みりん添加をしたことで、お魚さんが全滅した❗という意見もちらほらあるのも事実ですから、完全なる自己責任での使用となりますね。
⑤強力なプロテインスキマーの設置
2代目ドリ丸水槽は、水量200リットルのオーバーフロー水槽です。サンゴ過密、お魚さんも過密にしていく予定ですから、強力で信頼性の高いプロテインスキマー、さらに水量を上回るオーバースペックのプロテインスキマーでしたら、かなり硝酸塩値は出にくいですよ。
現在、レッドシープロテインスキマーを取り付けていますが、かなり高いですが値段以上の働きをしてくれています😍
以前は海道達磨を取りつけていたのですが、汚水の色が比べものにならない位、濃く、しかも汚水カップに溜まるスピードが雲泥の差があります。
海道達磨➡約16,800円
レッドシーリーファー300➡約70,000円
値段の差以上に硝酸塩値は押さえてくれますよ🎉レッドシーリーファー300同等レベルで、アルティマプロテインスキマーも凄い能力があるプロテインスキマーらしいですよ✨
⑥底砂をマメカルシウムサンドにする
2代目ドリ丸水槽にもマメカルシウムサンドを敷き詰めています。メーカーの説明文には硝酸塩対策にもなるような事が書かれていますが、実際のところはよく分かりませんね😅
ただし❗名前の通りカルシウム値はマメカルシウムサンドのおかげで良い数値を維持してくれています👍
⑦ベルリンシステムに変更
通常ろ過を使っていると、多くの場合、水槽内での分解過程の結果、どうしても硝酸塩が発生してしまいます。さらにこの硝酸塩は蓄積していきます。
ドリ丸も以前エーハイム2213の中に入っている飼育水だけを検査したところ、とんでもなく高い硝酸塩値が検出されましたからね😱
そこで現在、ろ材は使わずプロテインスキマーだけでろ過するベルリンシステムが、注目されています。特にミドリイシなどを主とするサンゴ水槽の方の多くは、ベルリンシステムを採用していますね。
プロテインスキマーは、タンパク質の段階で水槽内から取り除ける為、途中で発生するアンモニアや亜硝酸塩は少なくなり、結果的に硝酸塩の蓄積も少なくなるというわけです🤗
ただし、ベルリンシステムの弱点はお魚さんの入れる数はかなり少なくしないといけないですけどね。「海水魚は入れない❗ミドリイシ水槽を目指すんだ❗」と言われる方なら、硝酸塩を出さないベルリンシステムが最高の対策だと思います。
⑧番外編
海水魚を入れない
これがまさに究極の硝酸塩を出さない方法でしょうね。実際、大量なるミドリイシ水槽にされている方は硝酸塩を出さない為に海水魚は入れてない方も多いですから。
リフジウム水槽を作る
水槽横にリフジウム水槽を立ち上げたり、サンプ内に海ブドウなどを入れて硝酸塩対策をされる方もいらっしゃいます。
確かに海ブドウなどは硝酸塩対策にはなると言えばなるのですが‥かなりの量を入れないと期待した効果はでませんよ🤔
しかも、ずっと照明を当て続けてないと溶けてしまったりと、いろいろと大変なんですよねぇ😅でも、上手くリフジウム水槽を立ち上げられた方は、そこにヨコエビが発生しますから、マンダリンなんかを飼育されるのであれば一石二鳥でしょう🤗
まとめ
サンゴを自宅の狭い水槽内で育てていく上で、この硝酸塩対策はずっとやり続ける必要があります。水槽の大きさ、水量、機材、中に入っているサンゴの数、生体の数等々‥全く同じ状況ではありませんから、自分の水槽にあった硝酸塩対策を探してみられてはいかがでしょうか🤗
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