皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
ペルクラアネモネフィッシュのペア2匹がこのハナサンゴに昨日まで毎日モフモフ過ごしていたのですが…
消滅しました😫
大きく成長していたハナサンゴを1日、たった1日で捨てなければいけなくなった理由が「ブラウンジェリー」
棲みかを失った2匹は、隣に配置していた小さなナガレハナサンゴに移住したのですが、何とも可愛そうな状況となってしまいました😥
ブラウンジェリーとは?
①ブラウンジェリーの見た目は?
ブラウンジェリーは、LPSサンゴ、特にユラユラ系サンゴ(ハナサンゴ、ナガレハナサンゴ、タコアシサンゴ)にとっては対処が遅れると1日にして全滅させてしまう悪魔の病気です🥶
ブラウンジェリーは見た目ですぐに分かります。ポリプが茶色になりドロドロ溶けた状態になっていますからね。
本来であれば、茶色のドロドロ状態になったハナサンゴの写真を撮っていれば一目瞭然だったのですが、慌てて水槽から取り出し廃棄してしまったので今回は撮れていません(無念❗)
②ブラウンジェリーになる原因は?
ブラウンジェリーにしてしまう原因はいくつかあげられます。
・水質悪化
・急激な水質変化
・水流が合っていない(水流不足、もしくは一方向からの水流が強すぎる)
・外傷
・病気のサンゴを持ち込んだ
ユラユラ系サンゴを☆にしてしまう可能性が1番高いのが、水槽投入時です。水質合わせを時間をかけて行わなければ、急激なる水質変化に対応しきれず溶けてしまうからです。
今回このハナサンゴがブラウンジェリーとしてしまった理由として考えられる事はただ2つ。
いつもより開き具合が良くなかった事を分かっていながら放置し、そこに大量の水替えを行ってしまった事です😣
「まぁ2、3日様子見て対応するかな」
すぐに対応しなかった事に加え、その状況下で70%の水替え行った事が、ハナサンゴにとどめをさしてしまったのでしょう。
③ブラウンジェリーの対処法は?
ブラウンジェリーの対処法は何と言ってもスピードです❗LPSサンゴは一旦水槽に馴染んでしまえば、長期飼育しやすいサンゴですが、調子の悪さを見過ごすと、今回のハナサンゴの様に一気にダメにしてしまう可能性があります。
「いつもより開きが悪いなぁ🤔」そう感じたら、水槽から取り出し、仮に白化していたり、溶け出していたり、ブラウンジェリーになりつつある部分を見つけたら、その部分は割って捨てて下さい。
悪くなってる部分だけをちょっとカットするのではなく、もったいないですが大胆に割る事が重要です❗ブラウンジェリーは再発しやすいですし、最悪の場合、ドロドロになったブラウンジェリーが剥がれ、水流に乗って他のサンゴに付着した場合、そのサンゴもダメにしてしまいます。
割った部分は速やかに廃棄し、残す部分は「リーフディップ」による薬浴を行って下さい。ブラウンジェリー治療の場合の、ヨウ素薬浴はいつもより1~2滴程多く入れ、濃い薬浴の方が完治させやすいですよ。
ネットで「ブラウンジェリーには淡水浴が有効」という記事を目にすることもありますが、正直淡水浴でブラウンジェリーになった個体を完治させた経験がありません。
自宅にリーフディップを持っているのであれば、淡水浴ではなく薬浴が安全だと思います👌
今回のドリ丸水槽のハナサンゴは、全てのポリプがブラウンジェリーになってしまい残せる部分は一切なかったので破棄という事になった訳です😭
また、水槽内にはブラウンジェリーの残骸がある可能性が高い為、大量の水替えを忘れず行って下さいね。
大きなタコアシサンゴを投入❗
さてさて、住み家をドリ丸の不注意で失ったペルクラアネモネフィッシュの為に、新しい家をプレゼントすることに致しました🤗
同じようなハナサンゴを探したのですが見つからなかったので、今回は大きなタコアシサンゴを25.000円で購入してきましたよ。
気に入ってくれたら良いのですが…
①水温合わせ
袋のまま水槽に30分程浮かべておけば水温合わせは完了です。
②水質合わせ
いつもお伝えしている事ではありますが、水質合わせの前に自宅の塩分濃度、ショップの塩分濃度を計測してから水質合わせの時間を決めるようにしています。
【自宅の塩分濃度】
【ショップの塩分濃度】
また、ユラユラ系のLPSサンゴの為慎重に水質合わせを行う必要がある為、点滴法でゆっくりと今回は2時間かけて水質合わせを行っています。
③薬浴
サンゴを水槽に入れる前には、害虫や菌を持ち込まないようにする為に、必ず薬浴を行うようにして下さい。その際使用するのが「コーラルRXプロ」です。
④水槽投入
【水槽投入直後】
【水槽投入3時間後】
溶け出していないかを確認します。また、ユラユラ系サンゴの場合、調子を崩す原因となる1つに水流が関係しますので、ポリプ全体がユラユラと動くような水流を当ててあげるように水流ポンプを調節してあげて下さい🤗
ちなみにこちらのLPSサンゴ水槽で使用している水流ポンプは「ベスタウェーブ」と「エコウェーブ25」を使用しています。
⑤ペルクラアネモネフィッシュはタコアシサンゴに入ったのか?
無事に入りましたぁ❗と言いたかったのですが、移住したナガレハナサンゴが気に入ってしまったのかタコアシサンゴには見向きもしていません。
いつかこちらに入ってくれたらいいんですけどね😅
まとめ
不幸中の幸いとしては他のサンゴは全く被害がなかった事でした。LPSサンゴがいつもと違う場合は、すぐに対処しなければいけない事を改めて学びました。
しかし…全長15センチのタコアシサンゴが25.000円とは、サンゴの価格も一昔前より明らかに高騰していますね😣
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