金魚が病気になりました‼️病名は穴あき病です

金魚穴あき病 治療薬

皆さんおはようございます🎄ドリ丸です🎇

金魚の病気の一つであります【穴あき病】という病名をご存知でしょうか?

ドリ丸家には、琉金二匹が入った金魚水槽があります。赤い琉金を赤丸、黒い琉金を黒丸、ベタですが、いつの間にかそう呼ばれるようになっていました🤗

この二匹、半端ない程、元気が良いのです。ちょっとでも水槽に近づこうもんなら、死に物狂いで「餌くれダンス」を繰り広げます。キョーリンから発売されてます、緑を朝、紫を夜に与えてますので、丸々と太り、色上がりも綺麗ですよ。

異変に気付いたのは、死に物狂いでやる、餌くれダンスを赤丸がしなかったからです🤔

「ん⁉️珍しい⁉️」餌のやり過ぎは金魚の寿命を縮める結果になりますから、どんなに暴れようが一日餌は2回と決めてるんですが、いつもの行動をしないときは必ず何かあるときです。

赤丸をよぉ~く観察してみると、「うろこがちょっと剥がれてるなぁ。白点病は出てないし、気のせいかな?」それから数日後‥

なんだこれは‼️💥赤丸の左腹部が赤く腫れ上がり、うろこが剥がれまくってるじゃないですか‼️💥

これが【穴あき病】です。

金魚の穴あき病

①症状は?

金魚のうろこが剥がれ、体に穴が開いていくという、直球すぎる名前の病気です。うろこが剥がれ落ちると金魚の肉がむき出しとなり、患部ははれあがり、最後は⭐になる恐ろしい病気だったのです。この病気は、進行が早いため、早期発見、早期治療が何よりも大切な病気です。

②なぜ穴あき病になるの?

飼育水の中には必ず「エロモナス菌」という細菌が必ず生息しています。誰の水槽にだっているので、金魚が普通に元気にしている時は全く問題ないのですが、体調不良や、体にキズでも入ろうもんなら、エロモナス菌が一気に金魚を病気にしてしまうんですよね。まぁ、人間でも普通に生きている以上、呼吸をしていますが、空気中には様々なウィルスがまん延していますよね。元気であれば、病気にはならないのに、寝不足やストレス、疲れが溜まってたりすると、風邪を引きやすくなってしまいます😥

金魚がエロモナス菌にやられてしまうのは、風邪のようなものです。初期症状で治療してあげれば大事にはならないですが、ほっておくと⭐になってしまう可能性もありますから、エロモナス菌に犯されたら直ちに治療が必要です。

エロモナス菌

エロモナス菌には、「運動性エロモナス菌」と、「非運動性エロモナス菌」の2種類が存在します。ぜひ覚えておいて頂きたいのが、それぞれが感染した場合の病気の違いと、活動水温だけさえ知っていれば大丈夫です‼️👌

運動性エロモナス菌が起こす病気

活動水温25℃~30℃

①赤班病

金魚の皮膚が擦れて、軽く出血したように見える病気。赤い斑点模様が金魚の体に表れてくるので、赤班病と呼ばれています。

②松かさ病

金魚にとって最も重い病気で、通称「死の病」とも呼ばれています。金魚のうろこが逆立っていき、最後は松ぼっくりのようになってしまいます。金魚の体が完全に松ぼっくりのようになるという事は、内臓が完全破壊された証ですので、治療することは出来ません。松かさ病は、頭から症状が出だすので、金魚の頭部に異変を見つけた場合、すぐに治療に入るべきです。松かさ病は、早期発見早期治療が何よりも大切です。

③ポップアイ

目の周りが充血しだし、だんだんと目が飛び出て、最後は目が取れてしまう病気です。

ちなみに運動性エロモナス菌が人間の口に入ると食中毒を引き起こす可能性もあります。

非運動性エロモナス菌が引き起こす病気

活動水温20℃前後

今回のドリ丸家の金魚がなった、穴あき病です。こちらは仮に人間の口に入っても人間が病気になることは、まずありません。

③穴あき病の治療方法は?

まずは、穴あき病になってしまった金魚を隔離し、別水槽で塩水浴もしくは薬浴をしていきます。薬をもっているのであれば、すぐに薬浴治療を行うのがベストですが、穴あき病の薬がない場合は、塩水浴治療に入り、ショップやネットで購入してきたら、薬浴治療に入って下さい。塩水浴治療は、水を0,5%の塩水にするので、1リットルに対して5グラムの塩を入れていきます。隔離水槽が仮に10リットルであれば、50グラムの塩を溶かせば、治療用の0.5%の塩水の完成です。薬の使用の場合は、それぞれの使用方法を確認してから使用していきます。ちなみにドリ丸は、グリーンFゴールドリキッドを持っていましたので、こちらで薬浴治療を開始しました。グリーンFゴールドリキッドは、1リットルに対して1ミリリットルの使用です。ドリ丸家の隔離水槽は、20リットルですので、20ミリリットル使用しました。

治療手順

①飼育水10リットルと、穴あき病になった金魚を隔離水槽に移す。

②ドリ丸家の金魚が病気になったのは、冬場でしたから、隔離水槽にヒーターと、エアレーションを投入。非運動性エロモナス菌は、20℃前後が活発な為、隔離水槽の水温を25℃と高めにすることがポイントです❗ただし、一気に水温を上げると、金魚に負担がかかるので、徐々に上げていきます。

③10リットルのバケツにグリーンFゴールドリキッドを20ミリリットル溶かし、点滴法で、隔離水槽に少しづつ入れていきます。隔離水槽に入っている飼育水が10リットル、バケツの薬水が10リットル、これが合わされば20リットルになる為、1リットルに対して1ミリリットルの濃度の隔離水槽の水になります。

④よく、塩水浴や薬浴中は餌を与えない方がいいと言われますが、ドリ丸は、金魚の白点病治療の時も、いつも通り餌を与えて治しています。しっかり餌を食べるのであれば、それだけ免疫力も高まり回復が早いからです。治療中、餌をやらない方がいいと言われている理由は、与えたら与えた分だけ、糞をして水を汚し、アンモニアが発生してしまう為です。いつもの水槽なら、バクテリアがしっかり繁殖しているので大丈夫なんですが、隔離水槽にはバクテリアはいませんから、アンモニアが発生すると金魚には、大ダメージですもんね。

なので、ドリ丸は治療中は毎日半分の薬浴水を作り、水替えをしています。毎日25℃の10リットルの薬水を作り、隔離水槽から10リットル抜き、10リットル入れる作業をしています。

⑤7日~10日間薬浴治療を続けていきます。回復したら元の水槽に戻していくのですが、いきなり隔離水槽から出して本水槽にドボンしたら、金魚は死んでしまいますよ。

新しく金魚をお迎えするときと同じように、水温合わせ、水質合わせをして、ゆっくりと本水槽に戻してあげて下さいね。ドリ丸の金魚水槽は、18℃でしたから、25℃の隔離水槽とは随分な水温差がありましたからね。水質合わせも、本水槽から点滴法で隔離水槽に入れていき、一杯になったら水を捨て、また一杯になったら水を捨てを合計5回行い、隔離水槽の水が本水槽の水質になるまで行い、元に戻してあげましたよ。

ドリ丸家の赤丸金魚は9日後に穴あき病治療が終わり、今ではまた黒丸と元気に餌くれダンスを披露してくれています

④なぜ穴あき病になったのか?

穴あき病を発症させてしまう原因は、三つが代表的なものです。

・過密水槽で金魚が常にストレスを抱えている状態。

・水替えをしてなくて、汚い飼育水の状態のままにしている。

・水槽内の石や設備等で体をキズが出来、そこから発症する。

ドリ丸金魚水槽で考えられるのは、石によるキズが原因でした。観賞用に入れた黒光石が鋭く尖っているんですよね。餌を食べる時はホント激しいので、その時に擦ってしまい、そのキズからエロモナス菌が入ってきたのだと思います。

その石は取り除きましたから、もぅ穴あき病にならない事を願うばかりです。

まとめ

淡水魚の病気の場合は、海水魚と違って早期発見、早期治療で無事に治す事が本当に可能ですよ。海水魚の場合は、気付いた時には手遅れな場合が多いですから、どれだけならないようにと予防してあげる為の設備投入が重要です。

お魚さん達はしゃべれませんが、必ず何か異変が起きてる時は私たち人間にSOSを出しているものです。日々の観察はやっぱり大切だと思いますよ🤗

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