皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
サンゴ飼育を始めた方であれば誰しもが思うこと「いつかはミドリイシを飼育してみたい」
ドリ丸もそうでした。初心者定番のマメスナから始まり、スターポリプ、ディスクコーラル、ウミキノコというソフトコーラル飼育に成功後、オオバナサンゴ、カクオオトゲキクメイシ、ナガレハナサンゴ等々のLPSサンゴ飼育に成功後、ようやくSPSサンゴ飼育に突入しました。
紆余曲折沢山の失敗も経験しましたが、その経験のおかげで、現ドリ丸水槽では、ミドリイシも含めて32個体のサンゴがスクスクと育っています🤗
ミドリイシと一言で言っても、多くの種類があることをご存知ですか?🤔
スギノキミドリイシ、トゲスギミドリイシ、スゲミドリイシ、オヤユビミドリイシ、キクハナガサミドリイシ、サンカクミドリイシ、トゲホソエダミドリイシ、ツツユビミドリイシ、ツツハナガサミドリイシ、スハルソノイ、ハイマツミドリイシ、セブコモンサンゴ、ホソエダミドリイシ、ホソヅツミドリイシ、アクロポーラ・スブラタ‥
ドリ丸が見分けが付くのはこれ位ですが、他にも「これ何?」っていうミドリイシは数多く存在します😅
今回ご紹介するミドリイシは【トゲスギミドリイシ】です。
トゲスギミドリイシの飼育の仕方について
①トゲスギミドリイシとは?
一般的に流通しているトゲスギミドリイシは、枝打ちされたものです。海の中にいる本来の姿は、非常に魅力的な樹上体を形成しているミドリイシです。枝自体が太く、まるで鹿の角を連想させるミドリイシですから、枝打ちを購入してから、水槽内で育つとそれはそれは存在感のあるミドリイシ水槽になりますよ👍
②飼育の難易度は?
やはりミドリイシはサンゴ飼育の中では1番難しい部類です。しかし、ミドリイシの中ではと言われたら、トゲスギミドリイシは簡単な部類と言えます。飼育環境の条件さえ整えば、自宅の水槽でも大きく成長させやすいミドリイシですね🤗
③硝酸塩値はどれ位?
トゲスギミドリイシに限らず、ミドリイシを飼育する以上、やはり硝酸塩値は0を目指すべきです。出たとしても2ppmが限界値でしょうね。
硝酸塩値、リン酸値が出る水槽内にトゲスギミドリイシを入れてしまうと、白化してしまいすぐにダメになってしまいます。硝酸塩値を押さえる方法や、リン酸塩値を押さえる方法はいろいろとありますが、お魚さんも入っているのであれば、添加剤を利用してコントロールしていく必要があります。
ちなみにドリ丸水槽で毎日添加しているのがNO3PO4-Xです。これがいろいろ他にも使ってきましたが、硝酸塩値をコントロールするには、1番簡単で便利ですね🤗
リン酸塩値が気になる方でしたら、ローワフォスを入れていたらいいですよ🤗
④照明の強さはどれ位?
トゲスギミドリイシには強い光が必要です。影になった部分はすぐに白化してしまいますから、全体に強い光が当たるようにしてあげて下さい🎇
主としてメタハラや、フルスベクトルLED照明を当ててあげ、影になりそうな部分にはスポットLEDを当ててあげられれば大丈夫です。
⑤水流の強さはどれ位?
太くてランダムな水流が必要です。一方向からのみずっと当たっていると、その部分だけが弱ってしまいますから、造波装置付きの水流ポンプを使用して、水槽内に複雑な流れを作ってあげたら良いですよ👌
トゲスギミドリイシからも多少ポリプが出てますから、そのポリプが右に左にと揺れているのであれば、ランダムな水流が当たっている事が確認できます。
⑥水温はどれ位?
25℃を維持してあげる必要があります。水槽用クーラー、ヒーターは必需品となりますね。
⑦主要元素はどれ位を維持していたらいい?
ミドリイシである以上、水槽内のカルシウム、マグネシウムはどんどん消費して成長していきます。トゲスギミドリイシも水槽内の主要元素が枯渇している水では成長出来ませんので、カルシウム値やマグネシウム値の高い人工海水を使用される事をお勧めします。
基本的にミドリイシの入っている水槽であれば、カルシウム値450ppm、マグネシウム値1350、アルカリニティ11,5dKHが理想とされています。
ドリ丸水槽では30以上のサンゴ過密となっている為、週に一度の水替えだけでは、主要元素が枯渇していきますから数値を計測しながら添加剤を週に2回ほど入れて、主要元素をキープさせています。
⑧微量元素の添加は必要?
基本的には人工海水で週に一度程20%~30%の水替えをされているのであれば添加する必要はありません。人工海水にタップリ微量元素も含まれていますから。
しか~し❗
ドリ丸は毎日コーラルカラーABCDを規定量添加しています。これを入れてあげることで、サンゴがパステル調に色揚げできるからです🤩
サンゴをカラフルに色揚げしたい❗と言われるのであればお勧めですよ✨
⑨海水魚と一緒の水槽でも大丈夫?
大丈夫です❗ドリ丸水槽には12匹のお魚さんが入ってますから。ただし、チョウチョウウオや、ヤッコ類はNGです💥突かれたり囓られたりしてダメにしてしまいますから。
さらに言えば、本来ミドリイシを順調に育てたいのであれば、ドリ丸水槽のように、こんなに生体を入れたらダメなんです。
なぜ?
答えは簡単です。水を汚すからです💥ミドリイシ飼育は硝酸塩値も出ない、リン酸塩値も出ない綺麗な水でなければ育ちませんから。
これだけ生体が入っているとなると、エサも必要です。エサが多いとリン酸塩値が上がります。生体が多いとそれだけフンも多く硝酸塩値が上がります。
それを押さえる為には日々の水質検査、それに見合った添加剤、そして強力なプラテインスキマーは必須となります。
ドリ丸水槽がサンゴ過密、お魚さんも過密で共存できている理由の一つにレッドシーのプロテインスキマーのおかげと言っても過言ではないかもしれません✨
こちらのプロテインスキマー、恐ろしいほどに汚れを取ってくれますよ🤗
まとめ
ミドリイシはちょっとした水質の変化にも敏感なサンゴであることは間違いないのですが、機材を整え、飼育環境さえ整えてあげさえすれば、自宅の水槽でも見事なミドリイシ水槽を作ることが出来ますよ🤗
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