皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
サンゴ水槽の立ち上げの際、誰もが購入する「ライブロック」
一昔前までは天然ライブロックが主流ではありましたが、昨今は多種多様なレイアウトがしやすい事から人工ライブロックを使用する方も増えてきました。
天然ライブロックと人工ライブロック、どちらにも一長一短があります。
がしかし…

ドリ丸本水槽は天然ライブロックだけで構成していたのですが、天然ライブロックは掃除もせず放置していると、藻や苔、さらには草?等が生えてきたりするのです😫
逆にLPSサンゴ水槽は人工ライブロックで構成していますが、その様な事は今のところ起こっていません。
結論から申し上げますと「天然ライブロックは定期的な掃除は必要です」が答えとなります。
水槽からライブロックを取り出し掃除をしてから元に戻す手順について
定期的な掃除は必要と言いましたがそれは毎月一回という様な頻度ではありません。
これからご紹介するライブロックは2年ぶりに取り出し掃除した画像となります。
普段の行っている事は、水替えの際ライブロックをスポイトで吹きかけたり、プロホースでライブロックに乗ってる汚れを吸い出す作業は行っています。
ちなみにこの時使用するプロホースはSサイズがお勧めです。それでもサンゴが密集しているような箇所はSサイズでも入らないので、ジェックスのロングスポイトが使いやすいですよ🤗
①ライブロックを取り出すタイミングは?
先程2年ぶりとお伝えしましたが、取り出すタイミングは下記の様な状況となったら、取り出しての掃除、場合によっては新しいライブロックとの交換を推奨しています。
・ライブロックに藻や苔や海藻の繁殖が止まらない



今回のドリ丸水槽がまさにこれでした🥶ヤエヤマギンポを投入し食べてはくれていたのですが繁殖スピードには追い付かず、取り出して掃除を決断しました。
・水槽から異臭がする

これは5年前経験した事ですが、とにかく水槽からの異臭が日を追う事に強くなっていったのです🥶水替えをしてもしても収まる事がなかったのでライブロックを全て取り出したところ…
枝状ライブロックの裏側の隙間にびっしりと白い塊のブヨブヨした物体があり、これが恐ろしい程の悪臭を放っていたんですよね😣
白いブヨブヨ物体を完全に削り取り、ライブロックを掃除して元に戻しました。
デトリタスが溜まりやすい場所が分かりましたので、この場所にミニットストリーム2000を設置しましたよ。
小型水槽から大型水槽にまで使える「ミニットストリーム2000」の使用感を解説
・リン酸塩の数値が下がらない

「リン酸吸着剤を使おうがRO水を使おうがリン酸塩値が下がらない🤔」
こういった場合は高い栄養塩の水槽環境下の中で、ライブロックや底砂が吸着していた、これまでのリン酸を放出している可能性があります。こういったライブロックや底砂は掃除してもリン酸を取り除く事は出来ないので新しいライブロックと底砂に交換する事になります。
ただし、一気に底砂とライブロックを新しいのに交換してしまうと水質がガラッと変わりサンゴにとってはよろしくないので、底砂もライブロックも半分交換し、2~3カ月後にもぅ半分を交換するようにしていきます。

②ライブロックの取り出し方について
今回の目的は水槽上部のライブロックが藻まみれ海藻まみれになっている為、この部分のライブロックを取り出しての清掃となります。
✳仮に全てのライブロックを取り出し底砂も取り出すのであれば魚も取り出す必要があるので、このやり方は適切ではありませんのでご注意を。
まずライブロック掃除に必要なのが飼育水の確保となります。ライブロックを洗うのにも必要ですし、サンゴを一時バケツ等に避難させとくのに使用します。



この時絶対やってはならない事は、水に漬かっている状態のライブロックを動かさない事です❌少し動かすだけで、汚れが大量に舞ってしまい中にいる生体に悪影響が及びます🥶
プロホースで水を抜きながら、水面を下げ、水から完全に露出したサンゴやライブロックを取り出していくようにしていきます。こうする事で、汚れが水中で舞うのを極力抑える事が出来ます。
サンゴはバケツ等に溜めておいた飼育水に避難させ、ライブロックは大きめのたらいに取り出していきます。
ライブロックの掃除はブラシ等で掃除するわけですが、思いのほか汚れが飛び散りますので、大きなたらいがあると非常に便利ですよ🤗
③ライブロックの掃除の仕方について
ライブロックを掃除する際、あると便利なグッツが4つです。どれも100均に売ってます。

・大きめのブラシ
・歯ブラシ
・ニッパー
・ハンマー
今回問題となっていた藻の部分ですが、ブラシでこするのではなく、その部分だけハンマーで叩き割る事にしましたよ。ほんの少しでも残っていたらまた繁殖されても嫌ですからね。細かいところはニッパーで切断しています。
海藻は手作業でむしり取った後ブラシで擦っています。

取り出したライブロックは飼育水をかけながらブラッシングしていって下さい。かなり茶色い汚れがたらい一杯になるので、どれほど汚れていたかがわかりますよ😅


④ライブロックの戻し方について
ライブロックを叩き割ったりしているので当然レイアウト変更は余儀なくされます。
仮に破棄するライブロックが多かった場合は新しいライブロックを追加すると良いですね🤗
戻す時のライブロックは飼育水を使ってブラッシングされていますから汚れが舞う事はあまりありません。
飼育水が余っているのであればそれはもう1度水槽に戻し、足らない分は新しい人工海水を入れていきます。

ライブロックの配置が決まったら、サンゴをレイアウトして完了です👍
【完了後の水槽画像がこちら】



⑤注意点
この作業中、水槽の中の魚はそのままいるわけですから時間との勝負です。水温変化を極力させないよう部屋のクーラーや暖房機具で温度管理は必須です。
またライブロックを掃除する事でバクテリアが減るので完了後バクテリア剤の投与はお忘れなく。
ちなみに今回投与したのがシーケムのバクテリア剤です🤗

まとめ
今回ライブロックを抜いて掃除してまた戻す作業に要した時間は今回は約2時間でした。
またサンゴ取り出したりしていますので、活力を与える為にリーフディップにも軽く漬け込み(約5分)水槽に戻しています。
これまでの経験上そうした方がニューカス等を出さずにレイアウト変更後も状態が安定しますよ🤗
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