皆さんおはようございます🎄ドリ丸です✨
海水アクアリウムの準備をこれからされようとしている方が、驚かれる事の一つに【ライブロック】という存在だと思います。
ドリ丸は長年金魚水槽を行ってきましたので、普通にレイアウト用の石かと思っていましたが、そのライブロックの値段を見て驚愕してしまいましたよ😣
「は⁉️なんで石が何万もするの❓」金魚水槽で使用する石は2000円も出せば中々のデザインの石が売られています。ただ海の中から取ってきた石に〇万なんて❗
今回は、その【ライブロック】が海水アクアリウムをしていく上で、どれだけ重要なのかをご紹介していきたいとと思います✨
ライブロック
①ライブロックとは
そもそもライブロックってその辺にある石ではなく、ライブロック=Live rock=生きた岩という事だったんです🤗
生きた岩❓
ライブロックとは、サンゴの死骸や骨格が風化して、様々な生物や、微生物が繁殖している岩の事でした。あの一つの岩を顕微鏡で覗くと、ありとあらゆる微生物やバクテリアが住んでいる岩という事ですね。
②ライブロックの効果
バクテリアの繁殖の為
ライブロックは多孔質で出来ています。持ってみたら分かると思いますが、非常に軽いですよ。無数の穴があり、そこに微生物やバクテリアが繁殖しやすい構造になっています。
以前、エーハイムのサブストラットプロという濾材も、多孔質でバクテリアのマンションみたいなものだとご紹介させて頂きました。ライブロックは、さらに上をいくバクテリアにとってのタワーマンションみたいなものですよ✨
底砂やフィルター、濾材にもバクテリアはもちろん繁殖しますが、ライブロックの繁殖率はそれをしのぐ高さという事ですね👍
自宅で海水水槽を維持していくには、水槽内に水を浄化してくれるバクテリアを育てていく事が何よりのカギとなります。
水槽立ち上げの時は、水槽内にバクテリアは存在しません。しかし、ライブロックを入れることで、もともとライブロックにいたバクテリアがさらに繁殖してくれて、水槽の海水を生体が入れられる環境にしてくれるんですね✨
魚の隠れ家および住み家の為
海水魚を飼育されたら分かると思いますが、それぞれに縄張りが出来上がります。いわゆる自分のテリトリーですね。この自分のテリトリーを作ってあげる事で、狭い水槽内でストレスを軽減してくれるんですよね🎇
ドリ丸は昭和57年の長崎大水害を経験した際、体育館に避難した経験があります。仕切りも何もなく自分の空間がないことが、どれだけストレスになるかを知ってるつもりです。お魚さんも同じ事だと思いますよ。
また、他の大きな魚に追いかけ回される事も、複数匹入れるのであれば必ず起こることですが、こんな時もライブロックが配置され、逃げる場所があるのとないのでは全然ちがいますもんね。
サンゴレイアウトでは必需品
海水魚飼育でバクテリアを繁殖させるためにも必須なライブロックですが、サンゴ設置にも重要な役割を果たしてくれるのがライブロックです。サンゴを活着させたり、ライブロックの上に置いたり、挟みこんだりすることが出来、見事なサンゴ水槽にすることが出来ますからね👌
③ライブロックに種類はあるの?
販売されてあるショップによって名称は多少違いますが、まずはグレードの違いがあり、そのグレードにより値段も全然違ってきます。仮に最高級のライブロックをSグレードとし、最低級のライブロックをCグレードとしてご紹介していきます。
【Sグレードライブロック】
・ライブロックの色がピンクや紫色をしていて、石灰藻(良い環境、綺麗な水でしか出来ない藻の一つ)がタップリ付いている。
・ライブロックが軽い。軽いライブロックはそれだけ多孔質で、多くのバクテリアが繁殖出来るため。
・匂いがまさに磯の香りがするもの。
【Cグレードライブロック】
・色が全体的に白っぽいライブロック。白い部分には微生物は存在しない。
・ライブロックが重たい。重たいという事は穴が少ないため、バクテリアが繁殖しにくいライブロックという事。
・ライブロックから腐った匂いがする。微生物がライブロックの中で死んでると腐敗臭がするため。
ここは予算しだいという事にもなるでしょうが、長期で海水アクアリウムを楽しみたいのであれば、グレードの高いものを選ばれた方が、結果的に良い決断だったと後から思いますよ。ドリ丸も、悩んで悩んで最初のライブロックは、Sグレードを入れて今ではホント良かったと思えますから✨
そしてライブロックには、様々な形状があります。皿タイプ、塊タイプ、枝状タイプ、大きさも大中小、いろんな形があります。
【塊タイプ】
ライブロックを組み上げていく際の土台として必要になってくるライブロックです。
【皿タイプ】
サンゴを置いたり、活着させたり、レイアウトとして必要なライブロックです。
【枝状タイプ】
サンゴを挟み込んだり、お魚さんの住み家として必要なライブロックです。
ショップに直接行って、見て、触れる事が出来れば自分の理想とするライブロックの組み方が出来やすいでしょうね。
ドリ丸は初めてのライブロックは、チャームから、お任せライブロックSグレードを5キロを注文したんです。素晴らしいライブロックが届きはしたのですが‥
枝状タイプのライブロックが入ってなかったんですよね😅お魚さんを飼育する以上、住み家や隠れ家として、枝状タイプのライブロックは必需品でしたから、後から枝状を3キロ追加で購入しました。
④ライブロックを入れる際の注意点
キュアリングは徹底的にする
よくショップやネット上で、「キュアリング済ですからすぐに入れても大丈夫」とありますが‥ドリ丸はこの言葉、全く信用してませんから❗チャー〇のその言葉を信じて軽くキュアリングしたら、大丈夫と思って入れたライブロックにシャコが住み着いてましたからね😤あのシャコに二匹ものエビを食べられ格闘の末に退治した事は今でも忘れません🥵
ライブロックには、あらゆる生物が住んでいます。微生物やバクテリアは有難い存在ですが、水槽に1度入れてしまうと、取り出すことが本当に厄介な生物がいます。シャコ、カニ、ウミケムシ‥
必ずいると思ってキュアリングした方がいいですよ。ドリ丸は、あの事件以来5日間は新しくライブロックを追加する時はキュアリングをするようにしていますから。
【キュアリングの仕方】
①バケツに海水を作り、底に水の入ったペットボトルを沈め、エアストーンを置きエアポンプを最大にする。ブクブクが大量にあった方が良いので二つ三つエアストーンを持ってるなら全て設置。
②ライブロックをペットボトルの上に置き、エアレーションで汚れが取れます。また、ライブロックの穴に隠れているカニやシャコやウミケムシが出た場合、バケツの底に落ちます。ペットボトルをバケツの底に置いている理由は、1度落ちたシャコなどが、再びライブロックに戻れないようにする為です。
③毎日海水の交換をしていきます。これを5日間繰り返し、いよいよ水槽にいれる際、ライブロックの穴という穴の中に生物がいないか確認します。
④水槽に投入します。
あくまでもドリ丸はシャコとの格闘がトラウマになってるのでここまで徹底してるだけですからね。
底砂にライブロックを直置きしない
底砂にライブロックを直置きしてしまうと、どうしてもそこにデトリタスが溜まってしまい、水質が悪くなってしまうんですよね。出来ればライブロックスタンドを底砂に置いて、その上にライブロックを設置していかれた方がデトリタスが溜まらなくていいと思います🤗
ガラス面に当たらないように設置
これは水槽が割れないようにする為です。また、ガラス面にはコケが付きますからコケ掃除の際ライブロックとガラス面に隙間がないと掃除がやりにくいですから。せめてスクレーパーが入る余地は残されておいた方がいいですよ。
不安定な置き方はしない
多少の地震で水槽内のライブロックが崩れ、その角が水槽に当たり割れたという話も聞きます。組み上げていく際、仮に不安定であれば、ライブロック用の接着剤を使用して、ライブロックをくっつけていく事もお忘れなく。
実はこんな時に小さなライブロックや、枝状ライブロックの切れ端みたいなものが大活躍してくれるんですよね👍クサビ変わりになって接着剤を使わずとも、カチッとはまるようなことはよくありますから。
⑤どれだけの量を入れたらいいの?
60センチ規格水槽で5キロ~8キロが目安となっています。少なすぎてもバクテリアの量が足りませんし、多すぎたら水の淀みが発生してしまいます。ショップで購入される際、ご自分の水槽の大きさを言われたら適正な量を教えてもらえます。
⑥レイアウトはどうしたらいい?
それこそこれはネットで検索すると、素晴らしいレイアウトをされている方々数多くいらっしゃいますから、参考にされたらいいと思います。同じように組まれても、全く同じ形をしたライブロックはありませんから、結果的にご自身独自のオリジナリティ溢れるレイアウトになりますから。
まとめ
ライブロックが海水アクアリウムで必須アイテムという事や、なぜこれだけ値段が高いかという事は分かって頂けましたでしょうか?
仮にグレード的には高くなかったライブロックでも、水槽内の飼育環境が整ったら、ピンクや紫色、石灰藻が生えてくる素晴らしいライブロックにすることも出来ます✨ライブロックを見るだけで、どんな水質の水槽かも分かるようになってきますよ🤗
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