皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
今回の記事は海水魚飼育を始めたばかりの方に向けて書かせて頂きました。
あなたの水槽には今、どんなお魚さんが入っていますか?ニモですか?ドリーですか?それともスズメダイですか?😄
初めての海水魚飼育って心躍りますよねぇ🤗水槽の中のお魚さんが元気に泳いでくれ、餌をパクパク食べる姿を見るだけで癒されるものです🤩
しか~し❗
あなたの癒しとなっているお魚さんが急に病気になったらどうします?😭犬や猫なら動物病院に連れて行けば薬を処方され完治される事でしょう。
ではお魚さんの病気は誰が治す?
そうです❗飼育者であるあなたにしか目の前にいるお魚さん達は治療してあげられないんです❗
水槽という狭い環境下において、1匹のお魚さんの病気から全てのお魚さんが全滅という事はよくある話です😣(ドリ丸も過去に一度経験しました😥)
海水魚は病気への処置が一日でも遅れると致命傷になってしまいます。逆にすぐに気付いてあげて適切な処置をしてあげる事で、救える命も沢山あるものです。
そこでです❗今あなたは万が一に備えて薬を常備されていますか?🤔
海水魚の病気に使える魚薬は、正直淡水魚治療薬に比べて数は少ないし、イマイチ使い方が分かりにくいものです😣
初心者の方にも非常に使い方が分かりやすく、安全な治療薬「ヒコサンZ」について解説していきたいと思います。
ヒコサンZの効果、使い方、注意点、治療の仕方ついて
①どんな病気に効果があるの?
まずは箱に大きく書かれている「白点病」です❗海水魚が体調不良に陥ると、1番なりやすい病気ですね。それ以外としては尾ぐされ症状、水カビ病にも効果があります。
ただし❗ヒコサンZは初期の白点病治療としては効果はありますが、重度の白点病に陥ったお魚さんには正直厳しかったです❌
初期の白点病に気付けず重症化してしまった場合は、ヒコサンZではなく、淡水浴からのグリーンFゴールド顆粒の治療の方が、まだ救える可能性は残されています。
②海水魚専用の薬なの?
淡水魚、海水魚両方に使える治療薬となっています。先程もお伝えしたように、パッケージに堂々と「海水魚治療薬」と書かれている薬は多くはありません。
他の治療薬の説明書きの中では「海水魚には使用出来ません」と書かれている物であっても、実は使える薬もあります(グリーンFゴールド顆粒等)これは薬を販売する上で、効果はあるけれども治験の数が満たされていないため、発売元としては、そう書かざるおえないとの事によるものです。
そう考えるとヒコサンZがしっかりと明記出来るという事は、薬事法的に満たされた生体の治験を繰り返し、実証データから安心安全な治療薬という事が言えますね👌
③水槽にそのまま入れても大丈夫?
あなたの水槽が海水魚水槽なら、そのまま水槽に投与しても大丈夫です👌エビやライブロック、バクテリアにも安心して使えるヒコサンZですからね🤗ただし、水槽内での治療は1週間が限界です❗1週間ヒコサンZを投与し続けても完治しない場合は、お魚さんだけを取り出し、グリーンFゴールド顆粒の治療をしてあげて下さい。
エビやバクテリアに大丈夫とは言っても、やはり薬ですからずっと投与され続けられると弱ってしまいますからね。
さらに❗
イソギンチャクや貝類が入っている水槽に投与するのは❌としっかり書かれています。
ではサンゴ水槽には?
やめておいた方が良いですよ❗ドリ丸もサンゴ水槽で1回だけ規定量よりも少なく入れてみたのですが、ユラユラ系のサンゴ(ナガレハナサンゴ、フラワーコーラル、トランペットコーラル)は、明らかに開きが悪くなりましたからね😥
イソギンチャク、貝類、サンゴを入れてない水槽でしたら水槽内で治療(1週間限定)
そうでないならバケツやトリートメントタンクにて、お魚さんだけを取り出し治療したほうが安心です。
④注意点は?
【注意点その1】
先程、海水魚水槽でしたら水槽内に添加しても大丈夫とお伝えしましたが、水槽内でヒコサンZ治療を行うと、シリコンやチューブが青くなる可能性が高いです😭
チューブでしたら安いものですから治療後、新品と交換すればいいですが、水槽を接着しているシリコンが青くなるのは厄介ですよ😣
ブラックシリコンなら大丈夫です❗色はつきませんから。それ以外のシリコンでしたらやはり取りだして治療された方が良いかもしれませんね。
【注意点その2】
水槽内治療を行う場合、プロテインスキマーと、殺菌灯は停止する必要があります。
ヒコサンZを投与した状態でプロテインスキマーを付けているとオーバースキムする可能性が高まります。また、殺菌灯でヒコサンZの薬の効果を破壊されてしまいますからね。
⑤投与する量はどれ位?
10リットルに対して1mlです。ここが初心者の方でも非常に使いやすい点です🤗
顆粒タイプなんかは「10リットルに対して0,33g」と非常に分かりにくいんです。計測するには一旦顆粒を水に溶かして比で量を計測するか、0,1g単位で計測出来るデジタル測りを持ってないといけませんからね。
10リットルバケツで治療するのであれば1ml入れるだけです👍
水槽内治療を行うのであれば、水槽内の水量に対して投与すれば良いのですが、ここは一つ注意が必要です。
例えば60センチ水槽の水量は60リットル、90センチ水槽の水量は90リットルと言われていますが、これは水槽に何も入ってない状態で、しかも水槽に目一杯水を入れた時の水量の事です。
あなたの水槽にはライブロックが入ってますよね。底砂も入ってますよね。ヒーター等の機材が入っていますよね。水を目一杯入れてはないですよね。
正しい水量は目一杯入った場合の水量に対して85%をしてあげたのが本来の水量となります。
【60センチ水槽】
60リットル×85%=約50リットル
なのでヒコサンZの投与量は1回につき5mlとなります。
【90センチ水槽】
90リットル×85%=約77リットル
なのでヒコサンZの投与量は1回につき7~8mlとなります。
⑥治療の仕方について
~バケツ治療の場合~
本来は白点病治療は水槽内で治療するよりも、バケツやトリートメントタンクで治療する方が確実です❗
それは飼育水の中には様々な有機物が存在している為、薬の効果が軽減されてしまうからです。
①バケツに10リットルの新しい海水を作り、ヒコサンZを1ml投与し、エアレーション、ヒーターを設置する(水温は水槽の水温に合わせます)
②白点病になっているお魚さんをプラケースで飼育水ごとすくい出します。
③お魚さんの入ったプラケースの中で、先程作ったヒコサンZ入りの薬浴海水を点滴法にて水合わせしていきます。
※いきなり水槽から取り出しバケツにドボンさせると、ただでさえ体調が悪いお魚さんがさらに弱りますからね😣軽く10分程でいいので、ヒコサンZの海水に慣らしてからバケツにドボンしてあげて下さい。
④次の日、新しいバケツに昨日と同様のヒコサンZ海水を作り、お魚さんだけを手ですくいだしドボンして下さい。この時は水合わせは必要ありません。
白点病は付いては離れ、離れては付いてを繰り返します。お魚さんの体表に白点が残っているなら、このバケツリレーを最高7日間はしてあげて下さい。
初期の白点病でしたら、これで完治させられます🤗しかし、7日間経過しても完治しない場合は、より強力なグリーンFゴールド顆粒の薬浴へ移行します。
完治したお魚さんはまた水槽に戻してあげる訳ですが、何もしてなければその水槽には白点虫がウヨウヨいて、戻ってきたお魚さんにまた寄生する恐れがあります😣
バケツ治療を行っている間、水槽の大量冠水はしといて下さいね。また、殺菌灯を取り付けてない水槽でしたら、これを機に殺菌灯の取り付けや、ヨウ素ボールの設置をお勧めします。
~水槽内治療の場合~
あなたの外部式フィルター内に活性炭が入っているのであれば取りだしておいて下さい。活性炭はヒコサンZの薬の成分を吸着してしまいますから。
水槽治療の場合は水量に合わせた投与量を7日間投与していくだけです。こちらの方が簡単と言えば簡単ですね。
ただ、飼育水の色のチェックはしっかりしておかないと、知らず知らずの内に規定量よりも濃いヒコサンZを投与している場合がありますからご注意を😣
ヒコサンZの青色は半日~一日で消えてしまうもので、色が付いている内はまだ薬が残っているという事になります。3日目、4日目、もしも飼育水がまだ青いのに薬を投与してしまうと薬の濃度が濃くなってしまいますから、そういった場合は1日薬の投与を止めて次の日に投与してあげて下さい。
まとめ
ドリ丸もこれまでいろいろな治療薬を使ってきましたが、初心者の頃は使い方が難しい治療薬が多く本当に苦労しました。銅治療薬なんかの薬の使い方なんか半端ない位難しいですからね😅
しかし、ヒコサンZは安心して簡単に使える海水魚の白点病治療薬ですので、万が一の時の為に常備しておかれたらいいと思いますよ🤗人間で言うところの葛根湯みたいなものですから✨
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