【カクレクマノミの産卵】ニモの産卵から孵化するまでの7日間を報告❗

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皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉

皆さん❗奇跡とまではいかないものの、この海水魚過密のドリ丸本水槽にてカクレクマノミのペアがこの度産卵致しました🎉🎉😍

正直、多くのお魚さんがいる為、立ち上げ初期(4年前)からペアになっていたこちらのカクレクマノミは1度も産卵経験はなかったのでした。

「まぁ、これだけ賑やかな水槽にしているから、この水槽ではニモ達も安心して産卵なんて出来ないよね😅」と、諦めていたドリ丸だったのですが…

見事にやってくれましたぁ😍

今回の記事は、このペアの産卵前からの行動と共に、産卵から孵化するまでの軌跡をお伝えしていきたいと思います。

カクレクマノミが水槽で産卵し孵化するまでの行動とは❔

カクレクマノミはペアになったからと言って、すぐに卵を産むわけではありません。ペアになってすぐに卵を産むのもいれば、10年経っても一回も産まないのもいます。実際、別水槽でペアになったクマノミはすぐに産卵しましたが、冒頭でお伝えしました通り、こちらの本水槽は海水魚過密水槽で、安心して産卵なんかできる環境ではないのでした。

しか~し❗ペアになり4年目にして産卵したのでした🤗

しかも❗産卵したのはイソギンチャクの根元ではありません(そもそもイソギンチャクは入れてませんから)

ライブロックでもありません。ガラス面でもありません。

いつも二匹がモフモフしているタコアシサンゴの幹に産卵したのでした❗

それでは実際の日付を入れながら時系列にてご紹介していきます。

①産卵前の異変

カクレクマノミ2匹の異変は4つありました。

・メスのお腹がパンパンに膨れている

・オスが体をメスに対して感電したかの様にブルブル震わせる仕草

・メスのお尻から卵管が飛び出ている

・タコアシサンゴの根元を口や全身を使って綺麗にしている

間違いない❗この異変こそが産卵体制に入った証です🤗

②産卵開始

9月19日の17時頃から産卵が始まりました。メスが逆さになりながら卵管をタコアシサンゴの根元に擦り付けるように産卵していました。

オスはその産み付けられた場所に精子を振りかけていましたね。

カクレクマノミを孵化させた事は過去にありましたが、実際オンタイムでその光景を目の当たりにしたのは初めてでしたから、その神秘的な行動にずっと見いってしまいましたよ😍

時間にして約1時間。18時過ぎには無事に産卵は終了し、黄色の卵がびっしりと産み付けられていました🤗

その間、この本水槽には多くのお魚さんがいる訳ですから、二匹の元に寄ってくるわけですよ。

「せっかく産んでいる卵が食べられる🥶」と思いましたが、メスの産卵中、寄ってくるドリーやキイロハギやその他もろもろのお魚さんをオスが必死に追い払う姿は圧巻でしたよ👏

③産卵してから3時間経過した様子

タコアシサンゴの根元にはびっしりと黄色の卵が産み付けられています。

オスがずっと卵の側から離れません。一生懸命ヒレを使いながら卵に水流を送ったり、卵付近の掃除⁉️を口を使いながらやっています。カクレクマノミはオスが卵から孵化するまでお世話をするんです。

その頃メスはどうしてるかと言うと、ボディーガードに徹しています。元々メスの方がオスの体の倍はありますから適役です。少しでも他のお魚さんが近付こうものなら、容赦なく体当たりでしたからね👍

④1日後の様子

肉眼ではより黄色が濃くなったような感じです。

この日の餌やりで感じた事が一つ。いつも通り粒餌を与えたのですが、メスはいつも通り水面に上がってきての爆食い。一方オスはというと…

餌のある水面に行こうとはするんですが、すぐに卵の側に戻るという行動でした。お腹は空いてるから餌を食べたいんだけど、子供達の側からは離れる訳にはいかないし…そういうジレンマを垣間見ましたよ😅

という訳でいつも与えている浮遊性のメガバイトレッドではなく、沈下性のSUREをオスの真上に落としてあげましたよ。

無事に餌やり成功です❗オスがお世話している目の前に粒餌が落ちて来るのでバクバク食べていました。

1週間はオスが卵から離れずお世話しますから、オスへの餌は気遣って上げた方が良いですよ🤗

⑤2日後の様子

卵が黄色から若干黒っぽく変化していました。だいたい3日後には黄色やオレンジ色だった卵が真っ黒になるので、順調な経過と言えます。

この日のもう一つの変化としては、キイロハギがしつこい位卵に寄って来ていました。恐らく「ここに餌がある❗」と分かっているのでしょう。他のお魚さんからすれば、卵や稚魚は食べ物ですからね😅

元々は長く一緒に過ごしたニモと、キイロハギでしたからケンカする様な事はなかったのですが…

近づくキイロハギに猛攻撃のニモ❗【キイロハギの食欲vsニモ愛】でしたね。

⑥3日後の様子

卵が完全に黒くなりました。明太子を黒くした感じの卵が確認できましたよ。

相変わらずオスが卵のお世話をし、メスが鉄壁の守りで近づく他のお魚さんを追い払っています。

⑦4日後の様子

なんと❗一ヶ所だけかと思っていた産卵場所が二ヵ所確認出来ました🤩

なぜ分かったかというと、昨日まで明太子を黒くしたような卵が、細長く伸び水流になびくようになったからなんです。オスが水流を一生懸命送っていると、別の場所の幹からもユラユラと動く黒い物体を発見したのでした。

⑧5日後の様子

まだ色は黒いままでしたね。昨日と同様に黒っぽく長細い卵がユラユラしています。

変わった様子はと言うと、ドリーが卵の存在を知ったようで、近づくようになっていました。体の差もそうですが力の差も圧倒的に違うニモが取った行動は…

ドリーが近づくと二匹で卵を隠してましたよ。頭が良い❗👍

⑨6日後の様子

卵の先っぽがキラキラしています。赤ちゃんの目です🤩卵の色も昨日まで真っ黒だったのが少し薄くなっており、いよいよ孵化前のシルバーに近付きつつあります。

このまま順調に行けば明日か、明後日には孵化しそうですね。

⑩7日後の様子

全体的に完全なるシルバーの卵になりました。

さらに❗これまで卵に水流を送っていたのはオスだけだったのですが、ここにメスも参加しだしたのです❗

これも孵化直前の合図とも言える行動の一つですからいよいよ今晩孵化します😍

⑪実際経験してみた2つの稚魚の取り出し方

産まれるまで待って産まれたら掬う方法

カクレクマノミが産まれてくる為には、まずは全ての電気を消して真っ暗にすることが最大の条件です。真っ暗闇になった後、約1~2時間後に孵化します。

その為、消灯後全ての水流ポンプをオフにします。稚魚は少しの水流が当たるだけでも☆になりますからね😭

そして1時間毎にそっと小さな懐中電灯(強すぎる光は❌)で照らすと、産まれていれば稚魚は光に寄ってきますから、それをプラケース等でそ~と、そ~と救いだし飼育する為に準備している稚魚用の水槽に移していくわけです。産まれてなければまた1時間後に同じ確認をします。

カクレクマノミはですね、卵の間はこれでもかっていう位せっせとお世話をするのですが、産まれてきた稚魚は見つけしだい食べちゃうんです🥶

なので産まれてきたらすぐに別水槽に隔離してあげなければならないのですが…

正直この方法は徹夜を覚悟する必要があります。ドリ丸も前回はこの方法でやったのですが、かなりかなり大変でした😣

【この方法のメリット】

・親のカクレクマノミが産まれる直前までしっかり水流を当ててくれるので、多くの卵が孵化をするので多くの稚魚が産まれる。稚魚を誕生させるにはこの方法がベストと言われています。

【この方法のデメリット】

・寝てしまったら一貫の終わり。気付いたら朝になっていて、せっかく産まれてきた稚魚が食べられてしまっている。

・サンゴ過密水槽だとプラケースで稚魚を掬おうとしても、ケースがサンゴに当たってしまい中々上手く掬えない。

・稚魚の動きは意外にも早い。ビョンピョン水中の中を跳ねる様に泳いでいる為、中々掬えず、結果追いかけ回し強めの水流が稚魚に当たり翌日には☆になってしまう。

・全ての電源をオフにしたまま寝てしまった結果、水槽内の水温変化が生じ、稚魚はもとよりサンゴにも他の生体にもダメージが起こる。

孵化する前に卵ごと隔離ケースに収容する方法

今回はこちらでやってみました✨

100均で購入してきたプラスチックケースにアルミホイルを張り付け全ての光を遮断するようにしておきます。こうすることで、待っている間、部屋の電気を付ける事も出来テレビを観ながらでも稚魚の孵化を待つことが出来ますよ。

飼育水をケースにため、エアレーションをごくわずかながら起こすようにセットしておきます。

水槽の光が消灯したら、卵が付いているタコアシサンゴをゆっくりとプラケースで掬いあげ、先ほど準備したプラスチックケースに移動させます。

ここでの要注意ポイントが3つ❗

①【絶対に卵を空気に触れさせない事】

全ての作業を卵が飼育水に漬かっている状態で行います。一瞬でも空気に触れてしまうと卵はほぼ全滅します。

②【取り出す際汚れが舞わないようにする事】

今回ドリ丸がこの方法を試せたのは、産み付けた場所がタコアシサンゴの幹だったからです。タコアシサンゴがプラケースに入る大きさだった事と、接着もしてなくて汚れが舞う事なく簡単に取り出せると判断したからです。

もしもライブロックに産み付けていたとしたら、取り出す際にかなりの汚れや底砂が舞う恐れもあるでしょうから、この方法は絶対にしなかったと思います。

③【素手で取りに行ったらニモに噛まれる】

間違いなく猛攻撃を受けますから、手袋や長いピンセットは必須です。

【この方法のメリット】

・部屋の電気を付けておけるので眠る心配が少なくなる。

・多少孵化してから時間が経ったとしても稚魚が食べられる心配はない。

・本水槽のポンプ等を止める必要がないので、サンゴや他の生体へのダメージは全くない。

【この方法のデメリット】

・エアレーションの量と設置場所が非常に難しいんです。親のカクレクマノミが卵に孵化するまで、ずっと水流を送る事で、多くの稚魚が産まれてくるのですが、エアレーションの量が強すぎても弱すぎてもダメで、しかも卵から孵化するまでエアレーションで水流を当てる必要があるんですが、これが非常に難しかったんです。

これが失敗すると、ほとんどの卵は孵化する事なく真っ白になってしまいます。死んでしまったという事になります。

・空気に触れさせないようにする作業がかなり難しい。

・卵を奪われた水槽のカクレクマノミ二匹が、必死に卵を探す姿を見ているのが辛くなります。

さぁ、貴方はどちらの方法でやってみますか?🤔

まとめ

【孵化が終わりタコアシサンゴを取り出した画像】

画像では分からないと思いますが、今回はたったの17匹しか孵化させられませんでした😣前回の卵を取り出さず、孵化するまでカクレクマノミに任せる方法の場合は30匹程は確認できたんですけどね。やはり確実性は自然に任せる事が一番の様です。

さぁ、産まれてきた稚魚が何匹本水槽に戻すことが出来るのか⁉️これから1ヶ月、稚魚のお世話にはまります🤗

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