皆さんおはようございます✨ドリ丸です😊
サンゴ水槽において特に注視しなければならない事が「KH値」と「リン酸塩値」です。
少し前でしたら「硝酸塩値は0でなければならない❗」という事が通説でしたから、超低栄養塩環境でサンゴ飼育をされてきた方も多いはず。
しかしながら昨今では「硝酸塩は多少あった方がサンゴには良い」という見解に変わってきました。
でもリン酸塩値は0はダメだけど0.1を超えてしまうとサンゴの状態はやはり悪くなります。理想は0.02~0.04とも言われ、硝酸塩とリン酸塩の比率を100対1を目指している方がほとんどです。
✳例えば硝酸塩価が2ppmであるならばリン酸塩値は0.02が理想。
リン酸塩を下げる為、各メーカーから様々なリン酸吸着剤が発売されていますから、きっとあなたの水槽にも何かしら入っている事でしょう。
ドリ丸もこれまでローワフォスやシーケムをはじめとしたあらゆるリン酸吸着剤を使用して参りました。
ローワフォスの使用感について
今回ご紹介する【リン酸とったろう】
ネーミングからして「大丈夫?」「ちゃんと使える代物なの?」と思われるかもしれませんが、こちらの商品アクアギフトさんのオリジナル商品です。
「リン酸とったろう」の特徴、及び使用感について
①どこのメーカーの商品?
【土壌バクテリア】と言えばサンゴ飼育をされてきた方であれば誰もが知っている商品だと思います。ありとあらゆる水槽内で起こるマイナスを改善してくれる神商品です(個人的意見ですが)
その土壌バクテリアを発売しているアクアギフトさんから発売しているリン酸吸着剤が「リン酸とったろう」なのです。
しかも価格が200gで770円(2025年10月現在)と、超リーズナブルな価格設定となっていますから驚きです。

②海水にしか使えないの?
海水にも淡水にも使用出来ます。
③鉄系?アルミナ系?
見た感じ一瞬「アルミナ系?」と思いましたが、鉄系のリン酸吸着剤です。
一般的に早く一気にリン酸を落としたいなら鉄系を、ゆっくり緩やかにリン酸を落としたいならアルミナ系と言われています。
リン酸塩値が高い事が原因でサンゴが不調となり、一気にリン酸塩値を落とさないといけない場合は鉄系が推奨されています。また、サンゴ水槽に魚を過密に入れている水槽も餌によるリン酸塩値が高くなりやすいので鉄系の方が良いでしょう。ただし使用期限を守らないと溜め込んだリン酸を放出すると言われているので注意が必要です。
逆にアルミナ系は現在のリン酸塩値が0.02~0.08と適正を保っていて、この数値を現状維持したい、もしくはサンゴにストレスをかけずゆっくりリン酸塩値を下げていきたい水槽に向いています。アルミナ系は交換時期を過ぎそのまま放置していたとしても、溜め込んだリン酸を放出することはないので安心です。
④使い方は?

1袋に200g入っています。説明書きには【50リットルに対して65g】と書かれていましたが、約200リットルの水槽なので、これ1袋(200g)を使用しました。
当然の事ながら、このままでは使用できませんからメッシュや100均の通水性の高い袋に入れて使用します。
今回ドリ丸が使用したのは、レッドシーの活性炭を使用する際使うメッシュを用いました。
①リン酸とったろうをメッシュ袋に入れる

②水道水で軽く洗う

薄い茶色の汚れ?が出なくなるまで流水で洗い流します。
③水流のある場所のろ過そうに設置する

ここはエアレーションで水流が起こる様にしている為、この上に置きました。
⑤どれくらい効果は持続する?
基本こちらの本水槽はリン酸塩値が何もしなければ0.08~0.1位でる水槽でしたが、リン酸とったろうを入れた事で0.02~0.04を1ヶ月と1週間、日で言えば40日間は維持してくれました。
40日を過ぎた辺りから検査薬が0.08になりだしましたので、この水槽環境においては40日が限界だったというわけです。
メーカーの説明書きにも「◯ヵ月は持続します」とは書かれていません。それぞれの水槽の環境も違いますから一概には言えないとの事でした。
体感的にはどんな水槽であれ、1ヶ月ごとに交換していかれたら安心して使える吸着剤だと思いました。

まとめ
実際使用して思う事は、確実に水槽内のリン酸は除去してくれるものですし、除去スピードも早いです。
ただし吸着期限が約1ヶ月という観点から、オーバーフロー水槽には向いているけど、外部ろ過にはどうかなぁと感じました。
外部ろ過フィルターを1ヶ月に1回開けて交換しないといけないとなると、少々めんどくさいですからね。
【買って良かったアクアリウム商品】

