皆さんおはようございます😥ドリ丸です😣
初めての経験です。水槽の中のお魚さんが一気に全滅してしまうなんて‥
その原因は白点病⁉️いや、白点病でこんな一気に全滅する事なんてあるのか?😭
これまで、水槽内のお魚さんが白点病になり何度も対処してきたドリ丸でした。だから白点病の治療の仕方を知らない訳ではありません。
白点病だけでたった数日で全滅するなんて考えにくいのです。出血を伴ってなかったのでビブリオ病ではないと思います。
だとしたらトリコディナ病❔ウーディニウム病❔カクレ病❔ブルックリネラ病❔
今回は新水槽のLPSサンゴ水槽に入れていたプラチナオセラリス二匹と、パウダーブルータンが一気に⭐になってしまった事をお伝えしていきたいと思います。
海水魚が全滅した原因は何?
①兆候はなかったのか?
今思い起こせば⭐になる1週間前から3つの兆候はありました。
「兆候1」
プラチナオセラリスの1匹が、いつもモフモフしていたハナサンゴから離れ、水槽の上部隅っこにいた事。
「兆候2」
パウダーブルータンが水流ポンプの目の前にずっといて水流に逆らうようにずっと泳いでいる事。
「兆候3」
プラチナオセラリスの餌を食べる量が、本水槽にいた頃よりも減っていた事。
兆候1はこれまでの経験からお魚さんが元気がないサインなんです❌もちろん白点病か?🤔と疑い、じっくり観察したのですが他のお魚さんであれば白点が付いていればすぐに分かります。
しかしプラチナオセラリスは体自体が真っ白な為、白点が付いてるかさえ分からなかったんです😣もしかしたらこの時点で白点病に気づき処置をしてれば‥
しかし次の日にはいつものようにハナサンゴにモフモフしていた為、気のせいかと思ってしまった訳なんです。
兆候2でも「なんか変な泳ぎ方してるなぁ🤔」とは思ったのですが、パウダーブルータンのどこにも白点が見られなかった為放置していました。
今考えればこの時点で白点を目視出来ないだけで、白点虫はパウダーブルータンの体に侵入していたのだと思われます😣
白点病の初期段階では、体が痒くなりビュンビュン泳ぎ回ったり、体を何かに擦りつける動作が見られます。
恐らく水流ポンプの水流に逆らう泳ぎをする事で、白点虫を落とそうと必死だったのかもしれません😫
兆候3においては、もともとプラチナオセラリスは、ドリ丸本水槽からこちらのLPSサンゴ水槽に引っ越しさせてきたお魚さんです。当然の事ながら、二匹のプラチナオセラリスがどれだけ餌の食い付きがいいかを知っていました。
「新水槽に来てまだ慣れてないからかなぁ🤔」位にしか思ってなかったんです。
いつもより食べる量が少ない=何か異変が起こってるサイン❗
ここを見落としていました😫
②なぜ病気が蔓延した?
二つ原因はあると考えています。
1つ目が新水槽で水がまだ安定していなかった事です。新水槽立ち上げて1ヶ月後にプラチナオセラリス二匹を、それから1週間後にパウダーブルータンを入れました。
1ヶ月経っている訳ですから、アンモニア0、亜硝酸塩0、硝酸塩5という、お魚さんを入れても問題のない水質です。
しかし、本当の意味で水質はまだまだ安定期に入っている訳ではありません。元気なお魚さんならまだしも、病気のお魚さんにとっては‥
さらに❗こちらのLPSサンゴ水槽には殺菌灯を取り付けていなかったんです😣これが最大の落ち度だったと思います😫
白点虫はどんな設備を整えようが水槽内には必ずいるものです。白点病が発症した水槽内には、トロホントやシストがあちこちに存在し、次々にセロイトが放出される状態になっています。
しかし、魚から栄養を吸収した白点虫が成熟するまでの時間やセロイトが2日間しか生きられない事を考えると、殺菌灯を設置しておく事で、爆発的に白点虫が増え続ける事は阻止できるものなんですよね。
一つのシストから約200個のセロイトが放出されます😭セロイトは遊泳力が高く、お魚さんにくっ付くとすぐに皮膚に侵入し、そこで成熟し、また200個ものセロイトを生み出す白点虫になってしまいますから、お魚さんがいる限りネズミ講式に延々と増え続けてしまうんです😢
「白点病ならすぐに治せる❗」という根拠のない自信、そして恐らく真っ白な体表のプラチナオセラリスには物凄い数の白点虫が付いているのに気付けなかった事も今回の原因です。
③どういった経緯で⭐になっていった?
あっという間の3日間で3匹のお魚さんが⭐になってしまいました😫
金曜日の朝、底砂で⭐になり横たわっているプラチナオセラリスを発見😫水槽内を見ると、真っ白に白点病を発症しているパウダーブルータン、そして明らかに泳ぎがおかしいもう1匹のプラチナオセラリス。
すぐに淡水浴と薬浴開始。
土曜日の夜、薬浴中のパウダーブルータン⭐になる😫
日曜日の朝、薬浴中のプラチナオセラリス⭐になる😫
⭐になったお魚さんを見てようやく病気が分かりました。
白点病ではない‥これはトリコデイナ病だ❗
④病気の合併症
体力を奪われていたので白点病も患っていたとは思われます。しかし、こんな一気に?という疑惑があったのですが、プラチナオセラリスの姿を見てトリコデァナ病を併発していたのだと確信しました。
トリコディナ病は数日で死に至る恐ろしい病気なんです。体表面がうっすらと白い膜に包まれヒレの透明度が白っぽくなる症状です。
【目視で判別する海水魚の病気】
※あくまでも簡単にご説明します
【白点病】
体に白い点々が付いている
【トリコディナ病】
うっすらと白い膜に包まれている
【ウーディニウム病】
黄色い粉を振りかけたような体表になっている
【リムフォシスティス病】
カリフラワーのような付着物が付いた症状
【フィンロット病】
尾ビレが溶けて無くなる
【ビブリオ病】
鱗が剥がれ皮も裂け血がにじんだり体に穴が空く症状
⑤その後の水槽はどうする?
LPSサンゴは白点病やトリコディナ病が蔓延している水槽でも全くもって被害はありません。マガキガイも元気に底砂の茶ゴケを食べてくれています。
しかし完全リセットです❗
全ての水を捨て機材もろ材も徹底的に洗い再度やり直しにしました。その間、LPSサンゴは本水槽に一時避難です。
まとめ
海水魚の病気は時間との勝負と改めて学びましたし、「なんか様子がおかしいなぁ?」と思った瞬間から治療に入らないと、今回のドリ丸のような可愛そうな結果になってしまいます😫
現在改めてLPSサンゴを立ち上げ中ですが、今回はちゃんと殺菌灯完備の水槽にしています。殺菌灯は必要か?必要じゃないか?病気が発症しても蔓延予防に殺菌灯は必ず必要です❗
数ヶ月後、こちらの水槽で元気良くお魚さん達が住める水槽が完成したら、またご報告させて頂きます。
【海水水槽で最も人気な水槽がこちら🤗】