皆さんおはようございます✨ドリ丸です😄
世界に存在するサンゴ礁は今や深刻な危機を迎えています💥海水の温暖化、環境破壊、海の汚染、様々な要因から昔はホントに素晴らしいサンゴ礁を形成していた場所も、見るも耐えない姿に白化しサンゴの数自体が減っていっています。
そういう背景もあってか、サンゴの値段は年々上昇傾向にありますよね。購入したサンゴをいかに大切に育て長期飼育していけるかが本当に大事な事だと思っています。
そんな中、ビックリする位の金額のサンゴを発見❗
【スコリミア】というサンゴをご存知でしょうか?まさに海の中にある宝石のような出で立ち✨ありとあらゆる色で構成された蛍光色✨サンゴに興味がない方でも魅力されてしまうサンゴの一つですね。
ドリ丸水槽でも過去に1個購入した事があります。グリーン単色でしたから値段はそこまで高くはなかったのですが、スコリミアの飼育が簡単か難しいかと言えば、その当時のドリ丸にとっては難しかったんです。
それはなぜか?
知識も経験もなければ、まだまだその当時のドリ丸水槽は機材も乏しく、そんな状態でスコリミアを投入してしまったからダメにしてしまいました。
今回はこの高級サンゴであります【スコリミア】についてご紹介していきたいと思います。
スコリミアの飼育方法
スコリミアはハードコーラルです。その中でもポリプが小さいのがSPSサンゴ、ポリプが大きいのがLPSサンゴと称されていますが、スコリミアは見ての通りポリプがふっくらと大きいので、LPSサンゴとなります。
①丈夫なサンゴ?
スコリミアは水質の変化にも強くLPSサンゴの中では強い部類になりますね。オオバナサンゴや、カクオオトゲキクメイシを順調に育てられている水質でしたら、問題なく育てられます。硝酸塩値も少ない方がよりいいのですが、仮に20ppmの数値が出ても溶け出す事はありませんでしたから。
じゃぁなんでドリ丸水槽ではダメになったの?🤔
スコリミアをダメにした理由その1
硝酸塩値20ppm位までは全然大丈夫だったのですが、海水魚の量を増やしていく中で硝酸塩値が、25、30、40‥と上がるにつれて弱っていきました。プロテインスキマーは海道河童でしたので、エアーリフト式プロテインスキマーでは、海水魚が毎日出す汚れを処理しきれなかった事が理由の一つと思われます。
②カラーリングは?
赤、青、緑、オレンジ、黄色、パープル‥ありとあらゆるカラーバリエーションがあり、二つとして同じものが存在しない魅力的なサンゴです✨ドリ丸が購入したような単色のスコリミアでしたら、数千円でも購入可能ですが、複雑に色が入れば入る程、1万~5万とまさに高級サンゴですよ。
この複雑なカラーバリエーションこそ、スコリミアの人気の一つでしょうね。欲しいと思う人が多ければ多い程、物の値段は上がるものですからね。
③水流の強さは?
直接当たるような強い水流は、スコリミアには必要ありません。ポリプの上に汚れが溜まらない程度の水流があれば大丈夫なのですが‥
スコリミアをダメにした理由その2
水流が全く当たらない場所に設置したら、当然サンゴは弱っていきます。初心者だったドリ丸は、「たぶん水流はここに置いても当たってるだろう」で、スコリミアを設置していたんですが、その場所は水槽内の止水域地帯となっていました。完全なる経験不足が理由です。
④光の強さはどれくらい?
スコリミアは強い光はいりません。これだけの蛍光色のサンゴですからブルーの光を当ててあげる事で、幻想的な姿に変わっていきます。水槽内の設置場所としては、水槽下部に設置されたら良いと思います。
ただし、底砂に置くのではなくライブロックの上に乗せてあげて下さいね。サンゴを底砂に直置きは、どうしてもサンゴと底砂の間にデトリタスが溜まる原因になってしまいます。
⑤添加剤は必要?
ハードコーラルであるスコリミアを入れるのであれば、常にカルシウム、ストロンチウム、マグネシウム等の数値は高く維持してあげる必要がありますので、検査薬を使いながら、適量の添加剤は必要です。
スコリミアをダメにした理由その3
ホントに初心者の頃にスコリミアを投入してしまいましたから、カルシウム、ストロンチウム、マグネシウム等の元素に対する知識不足でした。添加剤を使わないのであれば、人工海水の元は
コーラルプロソルトあたりを使用していれば、週に1回の水替えで栄養は足りていたでしょう。
しかし、当時はインスタントオーシャンを使用していて、こちらも良い人工海水ではあるのですが、サンゴ水槽と考えるならばカルシウム値やマグネシウム値は低い人工海水です。そういった人工海水であれば、なおさら添加剤は使用すべきでしたね。
⑥毒はあるの?
スコリミアは毒を持っています。しかし、ナガレハナサンゴのようなスイーパー触手を出して他のサンゴを攻撃するような事はありません。設置する際に他のサンゴと接触しないようにレイアウトされたら大丈夫です。
ナガレハナサンゴなんかは、距離をあけていてもスイーパー触手で遠くのサンゴを攻撃したりしますからね。
⑦水温は?
23℃~27℃とこちらも許容範囲が広く丈夫なサンゴと言われる由縁ですね。クーラー、ヒーターの設定温度を25℃にしておかれたら大丈夫です。
⑧混泳出来ない海水魚は?
チョウチョウウオ、ヤッコ類との混泳は厳しいです。スコリミアのポリプが大好物ですから。突かれ食べられ、確実に弱っていきますから避けた方がいいですね。
まとめ
冒頭で貴重なサンゴを大切に長期飼育していく大切さを言いましたが、これはドリ丸自身に対しての戒めの言葉でもあったんです。
何の知識もないのに、育て方も分かってないのに、今の機材で何が育てられ何が育てられないかも分からないのに、貴重なスコリミアをダメにした過去にです。
サンゴをこれから飼育していこうとされている方、多くのアクアリストの方々の経験を学び、勉強し、何かの縁であなたの水槽にやってきたサンゴを長く生かしてあげましょうね🤗
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