皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
さっそくですが、こちらの画像をご覧下さい😯
このコモンサンゴから出ている正体不明なもの。白いクモの巣のような白い糸状の粘膜。ピンセットで取っても取っても、同じところからまたユラユラと出してくるんですよねぇ😯
しばらくこんな状態が続いたので、アクアショップに勤めている友人に写真を送ったところ‥‥
「これはサンゴ粘液だね」
サンゴ粘液❔🤔さっそく、サンゴ粘液について教えてもらったことを、今回はご紹介していきたいと思います。
サンゴ粘液
先程の写真の通り、糸状のクモの巣のようなフワフワ、モヤモヤしたもの、これがサンゴ粘液との事でした。
皆さんはサンゴを直接触ったことはありますか?以前ご紹介しましたように、サンゴには毒があり、人によってはサンゴ皮膚炎になる可能性があるので、あまり触らない方がいいのですが、触るとヌルっとした感触がありますよね😅
このヌルっとしたものが、サンゴ粘液なんです😫ドリ丸も誤解していましたが、このヌルっとした分泌液は毒ではなく、成分はムチン、脂質、多糖、糖たんぱく質から出来ていて無害だそうですよ。
この粘液は、サンゴと共生している褐虫藻が作り出しています。
~褐虫藻って何?~
サンゴと共生する動物プランクトンです。サンゴやシャコ貝等の無脊椎動物と共生しています。サンゴが代謝した二酸化炭素によって、褐虫藻が光合成をしてくれ、その光合成生産物をサンゴに渡して、お互いWINWINの関係が保たれてるって事なんです🤗
昨今ニュース等でも、サンゴ礁が白化しているって話を聞きます。サンゴの体内から、この褐虫藻がいなくなってしまうことを白化現象と言うのですが、サンゴが褐虫藻を追い出しているのか、逆に褐虫藻がサンゴから逃げていっているのか、現在はまだ解明されてないそうです。
サンゴと褐虫藻の共生関係は分かって頂けましたでしょうか?持ちつ持たれつの関係で、お互いの存在がないと生きていけない関係ですね💝
なぜサンゴは粘液を出すの?
①乾燥から身を守る為
サンゴは空気に触れてもサンゴ粘液を出します。1度NHKの番組で、潮が引いた際、サンゴが海から出てしまっている映像を見た事があります。その際、スタッフがサンゴを逆さまに持つと、ドロドロした液体が流れ出ていたことを思い出しました。あれがまさにサンゴ粘液だったんですね😮
サンゴが空気中に長くいると、当然の事ながら乾燥してしまいます。それを粘液を出すことで、体をコーティングして守る為だったんですね👍
②体表に付いたゴミや砂や汚れを取る為
ドリ丸水槽のコモンサンゴがなぜ粘液をだしていたのか?おそらくこれが原因だったと思われます😶
サンゴは自分の体にコケや砂や汚れが積もったら、粘液を出し、粘液ごと汚れ等を剥がれ落とすために出すとの事でした。コケや汚れが付着したままだと、光合成が上手く出来ないからです。
③触られたストレス
これはよく見かけますね😄サンゴを触ったり、レイアウト変更でピンセットで掴んだりした時にも、サンゴからモヤモヤしたものが出てきます。ドリ丸は今まで、イヤイヤ液と呼んでいましたが、これもまさにサンゴ粘液だったんですね🤣
④病原菌や付着生物から身を守る為
これは②に近いですね。自分にとって邪魔な存在は粘液ごと剥がしてしまおうという本能なんでしょうね👍
⑤強烈な光から身を守る為
サンゴのレイアウトで、光が強すぎる場所に配置すると、サンゴ粘液がでます。イヤイヤ液ですね。強行障害を引き起こす前に、照明の当て方、サンゴのレイアウト変更が求められます。
⑥餌を取る為
粘液で動物プランクトンや、バクテリアを捕食する際も、粘液を出すことがあるそうですよ✨
サンゴ粘液は水槽内では無害?
出した後は、砂の中のバクテリアの餌になったり、クモヒトデの餌になったりと、全くもって無害です。
ドリ丸水槽には以前ご紹介しました、クモヒトデがたくさんいます。水槽内のデトリタスを食べてくれる有難い存在らしいのですが、大量になるとやはり気持ち悪いんですよね😣
まとめ
皆さんが飼われているサンゴから、ユラユラ、モヤモヤしたものが出ているならば、それはサンゴ粘液です。今回ご紹介しました①~⑥に当てはまることはありませんか?
サンゴは言葉は話せませんが、観察していると、必ず何かしらのサインを出してはいます。長期飼育していく為に、些細なサインも見逃さないようにしていきたいものですよね✨
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