【稚魚の餌】ワムシ培養する為に準備するものは❔ワムシ培養の仕方について🤗

皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉

自宅で海水魚をペアで飼育していると誰もが経験するであろう事。

それは【産卵】です🤩

ドリ丸水槽でもこれまで「カウデルニーの産卵」「カクレクマノミの産卵」を経験してきました。

・カウデルニーの産卵について

・カクレクマノミの産卵について

卵を発見したらまずやらなければならない事は餌の準備です。数ミリ程度で産まれてくる稚魚に、いつも与えている人工餌は大きすぎて食べれませんからね😅

そこで必要になってくるのが、稚魚の餌となる【ワムシ】です。ワムシは、日海センターのホームページから注文するか、もしくは楽天市場からチャームさんにて販売されています。

世界のとれたて海水魚(通信販売)の日海-web.com<日海センター> / 海水魚用ワムシ培養セット(海水魚用) (nikkai-web.com)

ただし❗ワムシだけ届いたらそれでいいのか?🤔となると話は別です。稚魚が孵化する前に、ワムシを培養する為に準備すべきものがあります。

ワムシ培養

①ワムシって一体何?

ワムシとはシオミズツボワムシの略です。自然界では、塩分が含まれる汽水湖や塩水湖に生息している動物性プランクトンの事です。

植物性プランクトンを餌にして成長し、繁殖をしていきますが、寿命は1週間~2週間といったところでしょう。

ワムシを購入した際、植物性プランクトン(クロレラ)も購入する必要があり、培養の仕方が適切であれば延々とワムシを自宅で育てる事が出来ますよ👌

増殖のスピードは、1日で1.2~1.6倍程です。先程、培養の仕方が適切であればとお伝えしましたが、ワムシは密度が高すぎたり、エサが無くなると全滅してしまいますので、正しい培養の知識が必要となります(培養のさせ方については後からご説明致します)

せっかくワムシを買ったのに、いざ稚魚が産まれた時にはワムシが全滅してた❗😫なんて事にならないようにしていきましょうね。

②ワムシを培養する為に必要な物とは?

ワムシが自宅に届く前に急いでダイソーに走りましょう。100均はアクアリストにとって本当に有難いお店です🤗

【100均で購入するもの】

・2リットル前後の水が入るプラスチック容器を3つ。

・台所用洗い桶

・エアチューブ

・エアストーンを3つ

・化粧水を入るような小さな容器

・ルーペ、もしくは虫メガネ

【それ以外で準備するもの】

・三又分岐

・小型ヒーター(水温調整出来る物)

・エアポンプ

ここで注意点が1つ❗

プラスチック容器3つには意味がありますので、洗い桶に3つが収容出来るサイズを選んで下さい。仮にプラケース容器に【A】【B】【C】と付けた場合、この様な用途になっていきます。

【A】培養中のワムシの容器

【B】稚魚に与えるワムシの容器

【C】稚魚を育てる容器

【A】【B】【C】の容器を桶に入れ、そこに水を入れヒーターを設置する事で、3つの容器全てを27℃管理する事が出来るからです👍稚魚もワムシも水温27℃の環境が一番育つ為、一石三鳥なんですよね🤗

③ワムシ培養の仕方について

今回準備したワムシは日海センターさんのものを使用しました(チャームさんのでも基本的には同じですよ)

【入っているもの】

・ワムシ

・植物性プランクトン(クロレラ)

・ワムシネット

ちなみに植物性プランクトンは要冷蔵ですから、届いたらすぐに冷蔵庫に入れて下さい。

①容器をセットする

容器には自分なりに分かるように目印を付けておかれることをお勧めします。

【A】ワムシ培養用

【B】稚魚に与える為のワムシ

②ワムシを8対2に分ける

ビニール袋を開封し、8割をBケースに、2割をAケースに入れます。そこに人工海水(1.016)を混ぜ合わせます。ちなみに今回の容器のサイズ(1400cc)では、この様に入れました。

【Aの容器】

ワムシ200cc+人工海水1000cc

【Bの容器】

ワムシ800cc+人工海水400cc

このサイズの容器では送られてきたワムシは量が多かった為、余ったワムシは捨てました。そこまでシビアにならなくても全然大丈夫です👌簡単に言えば、ワムシが沢山入った容器と、少ししか入ってない容器を作れば良いだけの話ですから🤗

ただし❗重要な事はワムシに混ぜ合わせる海水比重だけは間違わないで下さいね。いつもの水かえと同じ様に1.023の海水比重の人工海水を入れてしまうとワムシは培養出来ませんから😣

1.015~1.019の比重の人工海水であれば大丈夫です。

③エアレーションをかけ、そこに植物性プランクトンを投入

エアレーションはごくわずかで大丈夫です🤗ワムシを培養する上で三又分岐は大変重宝しますよ。

ワムシはそのままほっておくと餌不足で全滅してしまいます。自宅に届いたワムシは、場所にもよりますが12時間~20時間程ショップから発送されて経過している訳ですから、中の植物性プランクトンもワムシに食べられてしまい色が薄くなっているのがわかります。

植物性プランクトンをすぐに与えてあげて下さい。

【植物性プランクトンを入れる前】

【植物性プランクトンを入れた後】

でもその前に部屋の窓を全開にする事をお忘れなく❗植物性プランクトンはとんでもなく臭いですから❗🥶手に一滴でもつこうものなら「うん◯でも触った?」と言われますよ😭

容器の下の方に沈殿していますからよく振ってから与えて下さい🤗

「何滴与えればいいの?」

そうなんです😅これが非常に微妙。説明書にはこの様に書かれています。

※クロレラは1日以内で食べ尽くせる(緑が薄くなる)量を与えるのがポイントです。多すぎますと培養水の水質悪化に、少なすぎると餌不足でうまく増えません。一日でワムシがクロレラを食べ尽くす量とは、今現在のワムシの数によりますから、ハッキリとしたことは言えません。当初、セット後、培養水1リットルあたり3~6滴与えてみて下さい。そしてどれくらいの時間で培養水の緑色が薄くなるかをチェックします。通常、AケースよりBケースの方がワムシの濃度が高いので、Bケースに少し多めに添加します。添加した結果、半日で緑が薄くなれば、本来の2倍のクロレラを入れても1日で薄くなるはずです。クロレラの添加量はこの様に調整します。特にAケースのワムシは、使わず増やすだけなので、どんどん増えていきます。それに伴いクロレラの加える量も増やして与えていくのもポイントです。

それでもドリ丸はよく分からなかったので、発売元の日海センターさんに確認しましたよ🤗

【日海センターさんの回答】

「具体的にお電話でご説明するのは難しいですよね。ワムシの量を見ながら与えていくとしか…ただあえて言うとすれば、2リットルに対して1cc(10適)与えてみて12時間後の様子を見てみて下さい。かなり薄くなっているのであれば量が少なかったとみてもう少し多く、そこまで薄くなっていないのであれば、1日に与える量は1ccで大丈夫」との事でした。

じゃぁドリ丸はどうしたかと言うとAケースはそもそもワムシの量も少ないので3滴、Bケースにはワムシの量も多いので5滴入れてみたところ…ちょうど良い量でした👌もちろんワムシは日に日に増殖していきますから、与えるプランクトンの量もそれに合わせて増やしていきましたけどね。

④ワムシの与え方

稚魚にはBケースのワムシを毎日2~3回与えていきます。日海センターのワムシセットには【ワムシネット】が付属している為非常に便利でしたよ。

【ワムシネットとは?】

ワムシは肉眼では分かりずらい程小さいんです😅筒に貼られているネットは、水は通してもワムシは通さない構造になっているので、掬って稚魚のいるケースに入れると、ワムシが拡散していきます。

茶ごしフィルターや、目の細かいネットで自作される方もいますから、あえて買わなくても大丈夫です。

ドリ丸はだいたい一回に付きBケースにワムシネットを使って3すくい程与えていました。

ここがポイント❗

1ccの中にワムシが15~30いることが理想です🤗

「どうやって数えるの?」と思われますよね。ここで100均で購入した例の2つが必要となります。

・化粧水を入れる様な小さな容器

・ルーペ、もしくは虫メガネ

容器に1cc取りルーペで除いてみると、肉眼ではよく分からなかったワムシがうようよいるのがわかります👌

与えるワムシの量は稚魚の数にもよりますから一概に言えません。例えばカクレクマノミの稚魚の場合、生後4日間程は自分から餌を食べにいくことはなく、目の前にきたワムシを食べて育ちます。ワムシが稚魚ケースに少なすぎたら餓死しますし、多すぎると水質悪化や酸欠になります😣

参考になるかは分かりませんが、ドリ丸の場合、カクレクマノミの稚魚17匹に対して、1ccにワムシが約30いる状態のBケースから一回に付き3すくいの餌やりを1日2回行う事が適量でした。

⑤1週間に一回ワムシをリセットする

ワムシは植物性プランクトンを与え続ける限り、どんどん増殖していきます。しかし、たかだか2リットル位しか入っていないケースの中では逆に過密になりすぎてしまい全滅してしまうんです🥶

Bケースの方は、日々稚魚の餌として消費されていますので過密になることはありませんが、Aケースは培養されていますから日に日にワムシの量が過密になってしまうんです。なので過密になって全滅する前に1週間に1度リセットしてあげる必要があります。やり方はいたって簡単です🤗

【リセットの仕方について】

①Bケースの中身を全部捨てます。ケースやエアーストーンはかなり汚れてますから綺麗に水洗いしてください。

②Aケースの培養ワムシをワムシネットを通してBケースに移していきます。Aケースで培養されていた全てのワムシがネット上にいますので、それを全てBケースの中に入れて下さい。

ここでポイント❗

Aケースの培養液を最後まで入れてしまうと、Aケース内のゴミや苔らしきものまでワムシネットに入ってしまいますから、7割位をBケースに移す感じで苔等も混ざらずちょうど良かったですよ👍

③Aケースを綺麗に水洗いします

④8対2に分ける

これは最初セットした時と同じことをすれば良いだけです。Bケースに入っている培養液の2割をAケースに移し、そこに海水比重1.015の人工海水をAケースにもBケースにもそれぞれ注いであげ、エアレーションをすれば完了です🤗

まとめ

生まれたての稚魚にはなくてはならないワムシ。ブラインシュリンプでは大きすぎて食べれませんからね😅だいたい1週間~2週間程は必要になってきますから、適切にワムシの培養をしていく必要があります。

ただ、海水魚の稚魚を育てるのは本当に難しいものです。

「せっかくワムシを培養していたのに稚魚が1日で全滅した😣」なんて事もある話ですからね😅

その時、せっかく培養したワムシは捨てるのか?いやいやもったいないですよ。ワムシはサンゴの餌としても活躍してくれますから、捨てずに植物性プランクトンの消費期限がくるまではサンゴフードとして使用される事をお勧めします🤗

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