皆さんおはようございます✨ドリ丸です🎉
久々に金魚水槽に白点病が蔓延しましたよ😫しかも気付くのが遅れ初期症状ではなく、中々の白点病に見舞われてしまっていたのです。同じ水槽にいた二匹の金魚のヒレや体表にはビッシリと白点が付いていて、二匹とも底に沈んで動けない状態‥さらにダルマ琉金の方は鱗も剥がれだし、水流に体を持っていかれるほどの衰弱ぶり🥶
なぜこの様な事態になったのか、今回は時系列でお伝えしていきたいと思います。
金魚白点病発症から治療までの10日間
①白点病が発症した原因は?
金魚水槽で白点病を出したのは3年ぶりです。転覆病はたまにあっても、白点病は出さない金魚水槽でした。白点虫はどの水槽にも必ず存在しますが、金魚が元気であり、週に1度キチンと水替えをしていれば白点病になることもありません。
ではなぜ白点病が蔓延したのか?😥
新しい金魚を入れた事です。その金魚を入れて1週間後に一緒にいたダルマ琉金も白点病になってしまった訳です。
これまでショップで金魚を購入する際、ドリ丸はショップに到着して2週間以上経過した金魚しか買わなかったのですが、今回新たに購入した金魚は昨日到着したばかりの金魚だったのです。他のどの金魚よりもブサイクで、そこが堪らなく愛らしく感じた為、思わず買ってしまった赤白金魚。
到着したばかりの金魚は輸送や新しい環境にまだ馴染んでなく、かなりのストレスを抱えた状態ですから病気になるリスクが非常に高いんです😥それが分かっておきながらトリートメントせずに、普通に水温合わせと水質合わせだけして、水槽に投入してしまったことが全ての始まりだったという訳です。
②1週間後に異変が
明らかにこれまで元気に泳ぎ回っていた白のダルマ琉金が、新しい赤白金魚と一緒にくっ付いた状態で底砂にベッタリお腹を付けて泳がなくなっていたんです。よくよく見ると体表や、各ヒレには白点がビッシリと❗🥶
しかし、家族に聞くと「2、3日前から仲良くくっ付いてこんな感じだったよ」との事。
そうなんです。ドリ丸は相変わらず海水水槽は毎日隅々までチェックするのですが、金魚水槽は息子に任せっきりだったのでした。
金魚がずっと底砂に沈みっぱなしは何かしらの病気の証ですからね😥しかし何も知らない息子の目には並んでジッとしている姿が【仲良し金魚】に写ったのでしょう。
さっそく治療開始です❗
③ヒコサンZで薬浴開始
【準備したもの】
・水槽(30リットル)
・エアレーション
・サーモスタットヒーター
・ヒコサンZ
・100均の注射器(ヒコサンZを1ml取りだす時に使用します)
・水温計
・塩
今回ドリ丸が金魚白点病に使用した薬剤が【ヒコサンZ】です。使い方も簡単で白点病初期症状~中期症状には効果のある薬剤です👍ただし、重症の場合は効果はないと思って下さい❌その場合はグリーンFゴールド顆粒を使用します。目安としては3日間ヒコサンZで回復が見られない場合は、グリーンFゴールド顆粒治療に切り替えるようにしています。
①別水槽にカルキ抜きした水10リットルにヒコサンZを1mlを入れ、エアレーション、ヒーターを取り付けます。金魚水槽の水温は22℃だったので、ヒートショックを起こさせない為にもあらかじめ22℃の水温に調整しておきます。
②金魚二匹をプラケースで救いだし、薬浴水槽に投入します。この際網は使用しません❌ただでさえ白点虫にボロボロにされた体表が傷つき二次感染を引き起こす可能性がありますから。
③薬浴水槽を1時間に1度上げていき、最終的には28℃まで持っていきました。1日1度とする場合もありますが、今回は症状を見てこの様な対処をしています。
白点病治療においての鉄則は水温を28℃~30℃にして治療する事が、早期治療に繋がります👌白点虫は金魚の体に寄生している時は、どんな強い薬剤を使用しようが効果はありません❌体から離れた子虫に対してしか効きません。白点虫は低水温に強く、高水温に弱い特徴があります。さらに水温を上げる事で寄生している白点虫が早く離れてくれますから、こういった時の為にもヒーターは、水温調整が出来るサーモスタットが重宝します👌
薬浴1日目
二匹ともジッとしたまんまでした😥ダルマ琉金の方が重症で、エアレーションの水流にでさえ体が流されてしまう程弱っていましたね。
薬浴2日目
二匹ともヒレや体表にはまだまだビッシリと白点虫が付いた状態😣しかも鱗が剥がれだし水槽内には剥がれた鱗や粘膜が散乱しており、薬浴水槽からは腐敗臭が🥶二匹とも相変わらず底にジッとした状態で、さらに昨日よりも見た目てきにも弱っていましたね。
通常ヒコサンZの効果は3日間持つのですが、一旦二匹の金魚をプラケースで取り出し、薬浴水槽を綺麗に洗い、再度カルキ抜きした新しい水10リットルにヒコサンZを1ml入れ、さらにそこへ塩50gを入れました。
0,5%の塩水+ヒコサンZの薬浴水槽に切り替えました。この時水温は元々の28℃に合わせて作っていきます。
※【塩水浴】水1リットルに対して5グラムの塩で0,5%の濃度になります
金魚が調子悪い時は塩水浴させたらいいと言うのはご存知ですよね。塩水浴させる事で、金魚は浸透圧の関係から体が楽になるからです👌ヒコサンZを入れても症状が改善されない場合は、塩水にヒコサンZを溶かすとさらに効果は倍増します。
水温を28℃にした新しい薬浴水槽に二匹の金魚を投入しました。
薬浴3日目
赤白金魚に回復の兆候が出てきました✨昨日まで二匹でジッとしていたのが、赤白金魚だけが少し泳ぎ出すようになっています。ダルマ琉金の方は相変わらず動かないまんまでしたけどね😥本日は水替え等は行っていません。
薬浴4日目
明らかに赤白金魚が元気に泳ぎ回るようになりました🤗ダルマ琉金の方も、少しだけ底をはうような動きは見せていますが、まだ体表には白点が付いていたり、ずっとお腹を底に付けていた為、お腹が赤くなり炎症も見られます😥
ここであり得ない事態発生❗🥶
元気になってきている赤白金魚が、ダルマ琉金のヒレを噛みまくっているんです❗😡ここで緊急対策として、水槽蓋をセパレート板代わりに二匹を分けました。
このまま一緒にしていたら、ダルマ琉金は逃げ回るのに体力を奪われ⭐になってしまいますからね😫
この日も水替えはしていませんが、水が蒸発していたので足し水を1リットルだけしています。
薬浴5日目
ヒコサンZの効能が切れる3日目ですので、この日は水を全冠水しています。2日目同様に、0,5%の塩水10リットルにヒコサンZを1ml入れて薬浴水槽にしています。
赤白金魚の白点は、目視では付いておらず、元気に泳ぎ回っていた為、エサを五日ぶりに与えたところ物凄い勢いで食べてしまいました🤗薬浴の最初はエサを与えない事が基本です。弱っている体にエサを食べると、消化不良を起こす場合が多いからです。
しかし❗この様に明らかに回復してきた場合は、エサを与える事で免疫力を高め回復速度が速まります👍
ダルマ琉金も泳ぐようにはなってきましたが、元気な頃に比べたらまだまだでしたので、ダルマ琉金にエサは与えていません。
金魚は一週間ほどエサを与えなくても⭐になることはありませんからね。
薬浴6日目
二匹とも元気に泳ぎ回っていましたので、仕切りに使っていた水槽蓋を取り除きました。ケンカすることなく普通に泳ぎ回っています。ここで少量のエサを与えてみると‥
一瞬でエサがなくなりましたぁ😍
この日は水替えはしていません。
薬浴7日目
見た目てきにはもう白点は目視出来ません🤗しかし、白点病治療は10日~14日行う事が基本です。ここで安心して本水槽に戻してしまうとまた白点病が‥なんて事にもなりかねませんからね。10日は継続します。
本日は全冠水します。0,3%の塩水10リットルにヒコサンZを1ml入れて薬浴水槽を作ります。ダルマ琉金のボロボロにされたヒレはまだ完全回復していませんが、泳ぎは元気な頃に戻っています👌近づくと二匹ともしっかりエサくれダンスを披露してくれています😍
ちなみに薬浴中の餌やりは1日1回にしてあげて下さいね。水温28℃設定を27℃にしていきます。
薬浴8日目
カルキ抜きした水で3リットル水替えを行います。あと3日後には本水槽に戻すことを考え、少しづつ塩分濃度を薄くしていきます。水温27℃設定を26℃にしていきます。
薬浴9日目
カルキ抜きした水で3リットルの水替えをします。水温26℃設定を25℃にしていきます。
薬浴10日目
カルキ抜きした水で3リットルの水替えをします。水温25℃を24℃にしていきます。
11日目
本水槽も24℃、薬浴水槽も24℃にしていますので、水温合わせはしなくても大丈夫です。点滴法で水質合わせだけを20分程行い本水槽に戻しました。
一時はどうなることやらと思いましたが、本水槽に戻して1週間後の様子がこちら❗
白点病も再発することなく元気に仲良く泳ぎ回っています。これにて治療は完了です❗🤗
ヒコサンZを直接本水槽に投与しなかったのはなぜ?
ヒコサンZはバクテリアにも無害、水草にも無害な薬の為、本来であれば白点病が蔓延した水槽にそのまま投与出来る薬剤です。
しかしなぜそうしなかったのか?🤔
理由は二つです。今回のようにヒコサンZだけで回復の兆しが見られない場合【塩水浴+ヒコサンZ】にするつもりだったからです。塩水はバクテリアや水草にはダメージが大きいですからね。
二つ目の理由がこちらです。
シリコン部分やエアチューブがこの様に青く染まってしまうんですよね😅その為ドリ丸は、最初から別水槽にて薬浴治療を行ったという訳です🤗
白点病が蔓延した本水槽はどう処理する?
白点病が出た水槽内には白点虫が物凄い数存在しています😫せっかく治療が完了しても、そんな水槽にそのまま戻してしまうと、また白点病になってしまいますからね🥶
なのでドリ丸は、全冠水し砂利も新しいものに変えます。新しい水を入れ、さらに水温を30℃に設定し、トットパーフェクトフィルター内に生存する白点虫を撃退します(白点虫は高水温に弱い為)30℃の水温にし、さらに寄生する金魚がいなければ、10日もすればほぼ白点虫はいなくなります👍
「全冠水したり、砂利も変えてしまうとせっかくのバクテリアが居なくなるのでは?🤔」
大丈夫です❗トットパーフェクトフィルターは、大量のバクテリアを保有してくれる最強外掛けフィルターですから。多くの好気性バクテリアも嫌気性バクテリアもこの中に存在しています🤗
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ただし、全冠水後しっかりとバクテリア剤は投与してあげて下さいね。
この様にする事で、10日間薬浴治療をしている間に、本水槽の方も金魚を迎えられる水槽となる訳です✨
まとめ
白点病は、人間で言えば風邪みたいなものです。金魚が1番なりやすい病気でもあります。白点病は、早期発見早期治療さえすれば金魚が⭐になることはない病気でもあります。
正直ドリ丸も、あと数日早く気付いていれば、この様に薬浴水槽まで作ることなく本水槽にヒコサンZを投与して治療完了だったかもしれません。こんなに慌てる事もなくチャッチャと治せていた事でしょう。
やはり毎日の観察が本当に重要❗という事を改めて勉強させて貰いました😅